準備もいよいよ大詰め。
本番まではもう乗る機会も無いので、満を持してタイヤ交換です。
HTDEは2DAYSのレース。
真剣に上位を狙うライダーの多くは、初日を走った後、パルクフェルメ(車両保管所)に入れる前に翌日に備えてタイヤ交換を行います。
ただし、そのためのワーキングタイムは15分。
自分の場合、焦って作業するとロクな結果を生まないと思われます。
なので、本件も分からない時の「教えて!難波先生」に質問を浴びせまくりです。(スミマセン。感謝してます)
そこでいただいたアドバイスは、
・タイヤ交換なしで2日目を走る人もいるのでイケルイケルダイジョウブ
・2日間通しで使うなら、海外メーカータイヤだとコンパウンドが固めのものが多いのでオススメ
・フロントはムースのほうが安心(パンクしてビードがリムから外れたら走れない)
・リアはコース上で空気圧を調整できる『タブリス』がオススメ
・『ウルトラヘビーチューブ』の場合は、ビードストッパー2個推奨
という具体的かつ実践的なものばかり。
難波先生、本当にありがとうございます!
ということで、ありがたい教えは素直に聞き入れます!
タイヤは、
フロント:ミシュラン『STARCROSS 5 MEDIUM』
リア:ミシュラン『ENDURO MEDIUM』
に決定。
ピレリやメッツラーなども検討したんですが、入荷時期が読めないとのことでこのチョイスに。
フロントはFIM縛りがないので、同ブランドのMXタイヤからミディアム用を選択しました。
さて、まずはリアから組んでいきます。
まずはビードストッパー増設のために、リムに穴を空けます。
チュイーン。(お約束)
徐々にドリルを太くして、最終的には8mm径に。
いやー、硬かった!リムってこんなに分厚いんですね。
ミシュランの『ENDURO MEDIUM』にはローテーション(回転方向)指定があるんですね。
知りませんでした。
ってことは、減ってきても逆履き(タイヤの回転方向を入れ替えて、エッジの残っているほうを最後まで使い倒す)出来ないってことなのかな。
こだわらなければ、いけそうな気もしますけど…。
久しぶりのミシュランタイヤだったので忘れてましたが、
メチャクチャ硬かった!
ビードストッパーをかみ込んだり、分厚いチューブに気を遣ったりしながら、エラく時間がかかってしまいました。
とりあえず、タイヤレバーでパンクさせたりしなくて良かった…。
当然、お次はフロント。
実は、これが人生初ムース!
これもいろいろと悩んだんですが、途中で空気圧調整ができないので、なるべく柔らかいものを選んでみました。
ムースの敵は高温。
そのため、タイヤの中で摩擦による温度上昇を防ぐために、『ムースジェル』というものを予めたっぷりと塗っておきます。
そのため、素手ではなくビニール手袋必須!
チューブの代わりにタイヤの中へ入れ込んでおき、その後ムースチェンジャーでホイールへとはめてきます。
…そういえば、この『ムースチェンジャー』、ムースを嵌め込むために使うのって初めてだなー。(^o^)
チューブを噛み込む心配がないので、力任せにタイヤレバーをこじれるのもムースの良いところ!(そんなこと無いって?)
はい、意外とあっさり組めました。
リアだともっとちゃんと手順を踏まないと難しいのかもですね。
とりあえずビードストッパーは、今まで通り1個使用で行きます。
最後はゼッケン。
国内B級のゼッケン色は、『白地に黒文字』。
JNCCの時のような簡易ゼッケンでも良いんでしょうが、
そこは憧れの『日高』なので、少しは“らしく”しておきましょうかね。
現状のバックグラウンドを剥がして、
あら、キレイ。
そして、貼る。
貼る!
貼る!!
こんな感じ。
ゼッケンベースは面積が大きいので、見た目の印象が随分と変わるもんですね。
マシンの準備も無事完了。
普段ならトレーラーを牽いていくところですが、そんな状態でフェリーに乗せたら、航送料をいくらとられるか分かったもんじゃありません。(全長で取られますからね)
ブルーシートを敷き詰めたデリカにすっぽり。
2列目が左右分割の『キャプテンシート』だから出来るんですよね。
(もちろん、買う時点でこういう使い方も見越してました)
あとは忘れ物をしないように、あれこれ積み込むだけ!
出発は、9/13の新日本海フェリー“新潟→小樽便”。
実は、クルマを運転して北海道へ渡るのは初めてだったり。うーん、ワクワクですね!
休み中の仕事のことが気になってしょうがない“社畜っぷり”ですが、ここまで来たら思う存分楽しんできます!