最近は“レストア”やら“カブ”やらに構いっぱなしで、あまり出番のなかった“アフリカツイン”…。
大丈夫、ちゃんとありますよ。w
現在走行17,000kmを超えたところで、そろそろタイヤが怪しくなってきました。
ツーリング専用機みたいなものですから、どうしてもセンター部分だけ減ってしまうんですよね。今回、ラウンド部分へ繋がるところにエッジができてしまっていたので、さすがに交換時期かと。
今履いているタイヤは、友人から8部山程度のタイヤを譲ってもらったものでした。
今回はちゃんとフレッシュを用意しましたよ。(半年以上前に…)
ということで、早速交換です。
こういう時にやっぱりセンタースタンドって便利ですよね。
このバイクはチューブレスタイヤを使用しているので、ムースチェンジャーで一気にビードブレーク。
片側をめくり上げたらタイヤをひっくり返して、チェンジャーでそのまま下へ追い落とします。
チューブタイヤと違ってこれが使えるのは超ラク。
外したタイヤはこんな感じ。
まだショルダーが使えるじゃん!という人はさすがにいない…はず。
で、今回のフレッシュタイヤはSHINKOのE705にしました。
価格の安さもありますが、雨の日でも安心して乗れそうなブロックパターンが決め手です。
またコロナ禍の影響もあるのか、入手できるタイヤが限られていたり価格が爆上がりしていたり…まだまだ余波は大きいですね。
ちなみにこのタイヤ、前後共用だったりします。
でも、21インチのリアタイヤなんて聞いたことないんですけど。
早速組んでいきましょう。
まずはビードクリームを念入りに塗り塗り。
チューブレスホイールですから、タイヤビードとの密着度は特に重要。もちろん、ビード部の異物などもってのほかですから、組みつけ前にホイール側もきれいに掃除しておきます。
そういえばこのタイヤにはちゃんと“軽点マーク”がありました。
以前履いたSHINKOのE804/805には表示がなかったような…やっぱりこれがあると装着位置の目安としても助かります。
【2023/10/8 13:05追記】
どうやら“赤い丸”は軽点マークではなく、“ユニフォミティマーク”といって「タイヤの縦方向で一番硬いところ」を示すマークらしい。
SHINKOが同じ意味合いでこのマークを使っているかどうかはわかりませんが、国産メーカーでは総じてその意味合いらしいです。
当方の不勉強で失礼しました。
コンプレッサーで一気にビードアップ。
とことんラクするスタイルです。スミマセン…。
で、仕上げにホイールバランスを取っておきます。
高速走行を多用するアフリカツインですので、特にフロントホイールのバランス取りは重要と考えます。
何度かホイールを軽く回転させて、一番重いところを特定します。
その反対側にバランスウェイトを装着。まずは軽いものからいきましょう。
その位置でバランスが取れたら、90度回転させたところで再度試してみたり。試行錯誤は続きます。
結局何度か試して、約12.5gでヨシとします。
ブロックパターンというほどヤル気なものではありませんが、アドベンチャーバイクとして十分にふさわしいルックスにウットリ。
この日は暑かったので、ちゃんと水分補給も忘れずに。
リアのホイールダンパーが経年劣化でバラバラになって出てきましたよ。
純正部品の“6Pチーズ”(笑)。
うむ、これでヨシ。
ついでに車検の時にも指摘のあった、リアブレーキパッドの残量もチェック。
さすがに交換しておきましょう。
それにしても“デイトナの赤パッド”なんて、ヤル気満々みたいでウケる。
これで完成です。
試奏してみましたが、さすがに引っ掛かりもなくきれいにリーンしていきます。(当たり前)
下り坂で両手離しもしてみましたが、ハンドルに一切振れも出ずちょっとニンマリ。こだわってバランス取りに何度もトライした甲斐があったというものです。
作業自体は少し前の話ではありますが、これで安心して再来週のイベントに臨めるというもの。
やっぱり足元がフレッシュになるととても気分が良いものですね。