ウチのCT125は3月中旬に納車していたんですが、唯一納車以前に注文していたパーツがようやく入荷。
先日引き取ってきました。
それがこれ。
Barkbusters(バークバスター)の『ハンドガード』です。
オーストラリアのパーツメーカーで、それこそ自分がバイクに乗り始めた35年くらい前から強靭なガード類を製造していたメーカーですね。
最初は知人からの紹介でCRF1000L AFRICATWIN専用の適合モデルがラインアップされたと聞いて使い始めたんですが、これが車種専用設計のマウント部品と相まって取り付けのスマートさに感動。
そして、立ちゴケ程度ではびくともしない評判通りの作りにすっかりファンになってしまい、
現在の愛機『CRF1100L AFRICATWIN』乗り換えの際には専用品を購入して愛用している次第です。(ちゃんと定価で買ってますからね)
そもそもCT125に何故Barkbustersを選んだのかというと、
このバイクの製造国であるタイに『CubHOUSE』なるショップがあります。
このお店、どうやらタイホンダOfficialというか直営というか自分もなんと表現すれば良いのかわからないんですが、例えるなら
“カブ系エンジン専門のDream店”
とでも言えば良いのでしょうか。
で、そのお店はバイクの販売だけでなく、アパレルやアクセサリーも多数取り揃えてまして、
CT125の車種ページにおいてメーカー推奨品みたいな感じでBarkbustersが販売されているのを見つけたからなんですよね。
メーカー自身が推しているのであれば、取り付けにおいても相性は良いだろう、と推察した次第です。
さて、こちらのハンドガードにはいくつかラインアップがありまして、
今回は『VPS-MX』というオープンガードのタイプを選びました。
これがまさに『Cub HOUSE』で“推しパーツ”として販売されているそのものです。
前述のCRF1100Lに装着しているのもスポイラー(黄色いプラスチックの部分)は同じVPSを使用していますが、あちらはクローズドタイプのハンドガード。
今回自分がCT125にチョイスしたのは、オープンガードのMXタイプです。
以前乗っていたクロスカブ110ではクローズドタイプのハンドガードを装着していたんですが、これが結構ハンドル部の横幅をとってしまっており、駐輪場などでは少々邪魔になるケースもあったりして。
そのため、今回は幅を抑制するためにオープンタイプにしたわけです。
ただ、オープンタイプも各社で出ていますが、Barkbustersを選んだもう一つの理由として
このアルミ製のガードステーが挙げられます。
オフロードバイクでレースにおいて使用する際には、ある程度柔軟性のあるステーの方が転倒耐性が高いんですが、公道においては風圧などでガードがゆらゆら動いてしまうとハンドルに影響が出てしまう可能性があるのでそれは避けたかったんですよね。
またステーに強度があれば、ハンドルカバーを併用する場合においてガード自体が構造体になるので、よりしっかりと取り付けができるのでは、と考えた次第です。
さて、早速取り付けましょうか。
商品内容はこのとおり。
組み立てはそれほど難しくはないのですが、ボルト・ワッシャー・ナット類の細かい部品が多く、リーディンググラス必携です。(苦笑)
まずはステーにスポイラーのブラケットを組みつけ、この状態でハンドルバーにあてがって位置決めをします。
というのも、このブラケットへのスポイラー取付位置が二箇所選べるため。
左:内側、右:外側
今回は全幅を抑えたいので、内側の取付位置を使用します。
ここのナットが7mmとか…ソケット、持ってて良かった。
このVPSのスポイラーをクローズドタイプに使用する時にはバンパーの部品が付く穴を、こっそり隠す化粧パーツが付いているなんて、なかなか憎らしい配慮がなされてますね。やるぅ。
で、組み立て完了。
ハンドルバーに取り付けるとこんな感じです。
さらに、スポイラー内側にある取付穴には
『ウィンドディフレクター』という追加のフラップが取り付けられます。(これは別売品)
穴の数で想像の通り、上下二箇所取付位置が選べるようになってますが、
これもAFRICATWIN同様、ガード効果を得るため上側を選択しました。
一点だけ取り付け時における注意点としては、
二本のスロットルケーブルが右側のガードに触れることが避けられないので、装着状態でスロットル操作に影響がないかをしっかり確認することが大事です。
特にスロットルを戻した時に、何の引っ掛かりもなくスムーズに全閉に戻るかどうかをしっかり確認しましょう。
これで装着完了です。
やはりアルミのステーの強度はなかなかのもので、スポイラー部を揺すってもほとんどブレません。さすがです。
試乗してみましたが、正直カブのスピードでは手に当たる風の違いとかほとんど分かりません。
しかし副次的な効果ではありますが、金属ステーに加えてディフレクターなどを追加していることもあり、ガード自体はそれなりの重さになっているようで、
・グリップに感じる振動の低減
・ステアリングスピードの減少
が感じられました。
前者は“ハンドルバーウェイト”を増量したのと同じ効果が得られていると思われ、また後者は支点となるステムシャフトから遠い位置に重量物が追加されたことによるものと考えられます。
自分のCT125はノーマルより幅広のZETAのハンドルバーと、グリップ径の太いENDURANCEのグリップヒーターを付けているため、このステアリングスピードの減少によりおおらかでゆったりとした、誤解を恐れずに言えばどことなく“アメリカン”な乗り味を感じられるように。
自分にとってこれは決して悪いものではなく、よりツーリング適性が高まったものと好印象を得る結果となりました。
実際の自分の使い方ですとほぼほぼドレスアップ要素の強いパーツですが、こだわってBarkbustersを選んだことに間違いはなかったと実感している次第です。
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