ハンドル周りもやっちゃいますか。
ノーマルの鉄ハンドルは曲がってしまいやすいので、手持ちのアルミハンドルに交換します。
このバイクのグリップラバーに注目。
自分の記憶が確かなら、国産市販車初の“ハーフワッフル”タイプのグリップが純正採用されたバイクだったかと。
ご存知の通り、“ハーフワッフル”とは指がかりの良さは残しつつ、手のひら側のリブを無くすことで“マメ”が出来にくくすることを意図したもの。
また、進行方向に見られる二本並んだリブ。
これは、ワイヤリングガイドになっていて、この位置でワイヤリングを行うことで、手のひらに直接ワイヤーが触れないように配慮されています。
どちらも今では当たり前になっている造りではありますが、それが29年前にメーカー純正で装備されるとはなんという先見の明かと。
このグリップラバー、オプションとして“カラータイプ”が用意されてました。
確か、パープルとピンクだったかな…時代ですね。
自分も当時の愛機『DT200WR』にパープルのグリップを注文して装着した思い出があります。
閑話休題。
レース車であればブレーキとクラッチのレバーは可倒式に交換するんですが、これはあくまでもトレールユース。
林道ツーリングなどダートは走るつもりですので、アルミ製のハンドガードでレバーを守るつもりです。
物理的に保護することで、スペアパーツの持ち歩きを減らしたい、という目論見です。
ノーマルのスロットルチューブのエンド部をカットし、
ハンドルバーが貫通するように加工。
同じく、グリップラバーもエンドカッターを使用して、
貫通させてしまいましょう。
スロットルホルダーの構造は、ホンダのXR系(レーサーじゃない方)よりもYAMAHA車の方が組み立てやすくて好き。
あちらは中子を組み込む際に、ワイヤールートに気をつけないといけないのでね。
スロットルワイヤーはもちろん、クラッチワイヤーにもしっかり注油。
相変わらず“ワイヤールーバー”が上手に使えないので、こうやって自重落下させるのが自分的には確実かな。
レバーホルダーも清掃して、レバー共々グリスアップしておきます。
さて、いよいよハンドルバー交換。
22.2mm径と28.6mm径、どちらもストックがあるのですが、今回は28.6mm径のバーを使用することにします。
純正のハンドルクランプは22.2mm径バー用なので、
採寸して、
使えそうな汎用クランプをゲット。
こちらも前後を入れ替えることでハンドル位置が変更できるんですが、
純正同様、まずは“前側”位置にセットすることにします。
“PROTAPER”のクランプと、“RENTHAL”のハンドルバーの共演や、
パープルのフレームに、オレンジのハンドルバー…センスを疑われそうな取り合わせです。(苦笑)
まあ、気にしない。
ノーマルとはこんなに長さが違いました。
まあ普段レーサーで使っている長さなので、長すぎると感じることはないでしょうけど。
軽く接着剤を塗布し、仕上げはワイヤリングできっちりと。
ハンドガードもストックを流用します。
もちろんディフレクターは“黄色”。お約束です。
うん、いい感じ。
やっぱり(自分的に)黄色のハンドガードはしっくりきますね。
今回28.6mm径のテーパーバーにしたのは、22.2mm径ハンドルについているクロスバーが邪魔だったから。
やはり今時、デジタルガジェットの使用は避けられないですよね。
少なくとも、スマホの充電だけは出来るようにしておきたかったんです。
とりあえずは手持ちのスマホマウントと電源ソケットを取り付けて、使い勝手を試してみることにします。
最後に、ヤフオクでこんなものを落札してみたり。
TT250R純正オプションのディスク&フォークガードです。
取り付けはカンタン。フォークガードはタイラップ2本でOKなんですが
ディスクガードは、アクスルシャフトに切られたネジを使用します。
しっかり目詰まりしてたので、タップを立ててネジ山をさらって
無事に装着完了。
これでフロント周りは完成。
ここから先はリアショックが戻ってこないとやることがありません。
さて、いつになるやら…。
(つづく)