大人二人が本気で遊んだツケは、「リアスポークの首がもげる」という形で現れたワケです。まあ、楽しかったから全然アリなんですけどね。
修理せねばと思い立ってパーツリストを見ると、純正部品はスポーク1本単位ではなく、1ホイール分のスポークセットでしか買えない様子。
セットで買うのであれば、折れた1本だけを差し替えるのではなく、すべてのスポークを入れ替えたいですよねぇ。しかし、ノーマルのスチールスポーク相手に、どうにもモチベーションが上がりません。
で、困ったときの神頼み。いつもの『ラフ&ロード横浜店4Fのタ○ミさん』に相談してみると、やっぱりプロは情報持ってるんですね。
「ダートフリークの『DACHI』ブランドに、ステンレス製のスポークセットがあるみたいですよー」
ステンレスに材質置換すれば、ホイールセット自体の剛性も上がるのでは!コレシカナイ!
ということで、修理モチベーションが一気にUP。早速注文です。
これがそのセット。
いやあ、美しい!新品であることはもちろん、ステンレスの光沢感がもうたまりませんね。
ホイールとハブをすべて分離して、ゼロから組み直すのは少々面倒だったので、一本ずつ入れ替える作戦。
スポークのネジ部分に薄くグリスを塗ってから、ニップルをねじ込むのはお約束です。
順調に入れ替えが進み、最後の最後で発覚した驚愕の事実、、、
「スポークが4本足りない…」
セット売りの新品にも関わらず、そんなことがあるんですね。
実はモトクロッサーのリアホイールのスポーク数は『32本』が一般的。ちなみに、フロントは『36本』が多いです。
しかし、プレイバイクであるCRF125F、TT-R125、DR-Z125などは、なぜかリアも『36本』なんですよね。
足りない箇所を調べてみると、右側のIN・OUTがそれぞれ1本、左側はIN・OUT共通なので2本。それぞれ各1本ずつ足りないという事になります。
すぐさま『タカ○さん』にTELして、不足分をオーダー。
メーカーもすぐに対応してくれて、あっという間に入荷。無事に張り終えて完成です!
ちなみに、タイヤもブロックの角が完全に丸まっていたので、今回は同時交換。
銘柄は、DUNLOPの『MX52』にしました。理由は「非対称ブロックが気に入ったから」。
さすがにフレッシュタイヤ、あっという間にサクサク交換できます。
しかし、今回のトラブルはこれで終わりませんでした。
組み上がった状態で2か月くらい乗れず、いざ明日乗ろう!とガレージがら引っ張り出してチェックしていたところ、
「え?何で折れてるの??」
一度も乗っていないにも関わらず、スポークの首が折れてます。
ちょっと信じられなくて、放心状態で『○カミさん』にTEL。
メーカーに交渉いただき、クレーム扱いで1本だけ再供給してもらいました。
せっかく組んだタイヤをまた外し、折れたスポークを入れ替え、また組んで。
今回、何度この作業を繰り替えしたことでしょう。
特に、何が面倒って実はチューブが『ウルトラヘビー』なもんで、入れるのが超大変。
何でそんなの使ってるのかって?「ラフ&ロードにそれしか在庫がなかったから」としか言いようがありません。まあ、一年も前の話ですけれど。
再組立を済ませて、いよいよシェイクダウン。
新品のスポークセット、しかも剛性の高いステンレスですから、初期の緩みが絶対に出るはず。
ならば、レースの前に一度実走しておくべきですよね。
午前中に帰宅するつもりで、早朝から河川敷へ。
いや、寒い!急いで着替えて、ひたすら『8の字』。
これで身体もバイクもウォームアップです。
20分くらい走ってから、スポークを増し締め。それほど緩みは出ていないみたいで一安心。
都合2時間くらい走って、最後にチェック。うむ、問題なし。
帰って洗車してから、リアのブレーキシューを新品に交換し、チェーンに注油したら準備完了!
これで今年の大晦日も思い切り走れるってもんですね。今から楽しみです!