エンジンオイルはシリンダーを外す時に各部のホースから抜いちゃいましたから、流路にエアーを噛んでいるはず。
なので、始動前に現状確認です。
オイルポンプのカバーを外して、キャブレターのマニホールドへ繋がるホースを抜いてみると、さすがにここまでオイルは来ていません。
その上にあるチェックボルトを抜いて、ここまではオイルが来ていることを確認。
オイルタンクからポンプまでは自重落下のはずなので、これはOKです。
ホースとチェックボルトを元に戻し、
プラグを外して、アクセル全開でひたすらキック!
スロットルワイヤーは、キャブレターとオイルポンプのそれぞれを作動させるので、スロットルを全開にするとオイルポンプも全開になります。
で、再度ホースを抜いてみると、きちんとオイルが回ってきていることが確認できました。
ここまで来たら、一度エンジンを始動させてみましょうかね。
フューエルタンクのキャップを開けて、
ガソリンを入れます。
あ、この時は一応『混合ガス』を使っています。
いきなり焼き付いては困るので、とりあえず保険ですね。
フューエルコックをオープン。
メインキーをONにして、、、
ひたすらキック!
掛かって!オネガイ!
『パイーン』
ヒャッホー!
世紀をまたぎ、22年ぶりにCRMに火が入りました!
とりあえず暖気を済ませて、アイドリングさせた状態で『RCバルブ』の位置をチェック。
アイドリング時にケーブルガイドの抜き穴位置がシリンダー側の穴と合っていればOKらしいです。
それにしても、白煙がスゴイ。
そりゃそうです。シリンダー組み付け時に、きっちりエンジンオイルを塗りたくっていますからね。
相当濃い状態のはずです。
実際、しばらくしてエンジンストール。
何度か掛けてみましたが、最後は掛からなくなってしまいました。
一瞬「焼き付かせた?」とめちゃくちゃ不安になりましたが、キックはちゃんと降りるので、点火プラグをチェック。
ここまでオイルで濡れていたら火も飛ばないよね、と納得。
その状態での空キックは非常にスムーズなので、シリンダーとピストンは無事のようで一安心です。
次にキャブのマニホールド側のオイルホースを抜いたところ、全くオイルが来ていないことが判明。
まさか…と思い、もう一度オイルポンプ側のホースを外してみると、そちらへはオイルが流れ込んでいることが確認できました。
「?」とばかりに、パーツクリーナーのノズルをホースに差し込み、マニホールド側から噴いてみると、「プッ」と音がしてオイルの塊らしいものが飛び出して来ました。
どうやらホースが詰まっていたようです。この段階で発見できて良かったー。
トラブルシュートが終わったところで、今日は時間切れ。
とりあえず何本か点火プラグを用意しておいた方が良さそうですので、明日買って来まーす。