陽気がいいと気分もノルものです。
まずは、以前から気になっていたフューエルタンク内部をチェック。
スペアキーで恐る恐るキャップを開けてみると…
あら、キレイ。
拍子抜けしてしまうほどに、キレイ。
キャップの裏側もまでも、キレイ。
驚くやら呆れるやら、20年以上放っておかれてコレですからね。
感心を通り越して、感動を禁じえません。
とりあえずサビの問題から解放されて一安心です。
さて、先日のフロントに続いて、今日のメインはリア周り。
一気にやっつけちゃいます!
リンクはもちろん、スイングアームからショックユニットまで、すべて下ろします。
ドライブチェーンはカシメタイプで、さすがにカットするのはまだ勿体無い。
なので、砂などがつかないよう、息子が保育園で使っていた布団カバーを敷いておくのが我が家のお約束です。(笑)
公道車ということもあり、どのネジもかなりのオーバートルクで締め付けられていましたね。
中には、全体重を掛けないと緩まなかったツワモノも、、、
しかも、この時代のバイクは、まだ整備性などへの配慮が行き届いておらず。
ピボットやリンク周りを外すのに、ボルト側とナット側の両側にレンチを掛けなければなりません。
最近は、ボルト側の頭を一部切り欠いておくことで、『回り留め』としているバイクも多いです。
こういうところに時代を感じたりします。
リンクやスイングアームピボットのカラーを外して、これでもかとたっぷりとグリスを塗り込みます。
特にニードルローラーベアリングが両端に入っている箇所では、ベアリングの間にもたっぷりとグリスを敷き詰めておくのが自分なりのコダワリだったり。
ひたすら清掃→給脂→組立を繰り返し、締め付けトルクを気にしながら締め付ければようやく完成。ふう。
スイングアームの動きはかなり滑らかなものになりました。
ついでですから、細かいところもやっときますか。
まずは『サイドスタンド』。
ドライブチェーンからの油分が移ったのか、かなりベトついてます。
これは埃を呼ぶだけなので、全バラして清掃してから組み直します。
次に『ブレーキペダル』。
ペダルのピボットボルトにもオイル溜まりの凹みがあるんですが、多分に漏れずドライ。
なので、ここにもきちんと給脂します。
ダストシールのリップにもグリスを塗り塗り。
最後に『キックアーム』。
固定ボルトのトルクが緩めだったので、一度取り外します。
スプラインの固着防止は本来スレッドコンパウンドなのでしょうが、無いのでグリスを塗っておくことでカジリを軽減。
その上で、固定ボルトにはネジロックを塗布しておきましょう。
車体周り、大物はこれでひとまず作業終了。
ハンドルのレバー類などは、エンジン掛かってからでも良いでしょ。
さて、次はいよいよエンジン始動に向けて、各部をチェックしながらコツコツやっていきますよー!