それが『サービスマニュアル』と『パーツリスト』。
元々はプロ向けに用意されているものであり、自分ごときが「読めば全て整備ができる」わけでは無いでのですが、それでも構造を理解したり、締め付けトルクを把握するためには欠かせないものだったりします。
わざわざ新品でなくても構わないので、ヤフオクでいろいろと探していたんですが、これがまた高い!(特にサービスマニュアル)
「旧車」にも関わらず、何でこんなに高いのよ!?と驚愕しつつ、とりあえず『パーツリスト』だけは何とかゲット。
それでも、当時の新品くらいの値段がしましたよ。ビックリです。
最初の時に書きましたが、このCRM、まずメインキーがありません。
今は紛失鍵を作成してくれる業者もあるので、それほど心配してはいなかったのですが、どうせ作るなら…
純正の『ブランクキー』をゲット!
そう、パーツリストが欲しかったのは、まずこの品番が知りたかったんです。
折角のキレイなバイクですから、鍵屋さんが用意するスペアキーじゃ色気が無さすぎる!
やはりここはコダワリたかったところです。
しかし、色々と鍵の業者を調べていると、純正のブランクキーは素材が硬いために鍵屋さんでも扱ってくれるところが少ないことが判明。
鍵屋のスペアキーのように、削りやすい素材のほうが微調整も用意ということでしょうか。
なので、一度スペアキーを起こしてから、ブランクキーで複製することも考えたんですが、それだとお金が掛かり過ぎる…。
と悩んでいたところに、プロメカニックをしておられる学生時代の先輩から神の声が!
「俺に任せろ!」
で、そのたった4日後…。
「出来たから、玄関先に置いとくぞ!」
何と言う早さ!
恐るべし、プロのチカラです。
F島先輩、本当にありがとうございます!
キーボックスを組むのであれば、ついでにフロントは全バラでしょう!
気になるフロントフォークですが、インナーチューブに若干の点サビは見られるものの、現在オイル漏れはなし。
耐水ペーパーでさらってから、ダストシールを少し下げて内側に潤滑剤をスプレー。
フォーク単体でストロークさせてみるも、作動自体はスムーズ。
しばらく様子をみたいので、フォークオイル交換は今度やることにします。
新車時から一度もバラされていないであろうステムもチェック。
まだきちんとグリスが残っており、ベアリング部のサビは皆無。
どんだけ乾燥してるんですか、長野県。
上下のステムベアリングにたっぷりとグリスを塗り込み直して、ここからはきっちり組んでいきます。
サービスマニュアルが無いので、上下クランプの締め付けトルクはモトクロッサーの数値を参考にしつつ、少しだけ高めに。
公道車ですから、レーサーよりマージンを取ったほうが良いかな、なんて。
キーボックスもあるべき位置に収まりました!
キーが出来たとはいえ、エンジン始動はまだまだ先の話。
さて、フロントやったから、次はリアかなー。