去る9月のよく晴れた土曜の昼下がり
週末にもかかわらず、わざわざ上野まで上京していた自分。
目的な何かと言うと…
コレです！
「働く男」御用達のプロ向けワークウェア専門店『ワークマン』。
そのワークマンが昨年あたりからチカラを入れてきたのが、アウトドアやバイク用のウェアです。
「1日8時間、外で着るためのプロユースウェア」を作り続けるワークマンですから、ベースとなる技術は確かなもの。
そこから自分のようなユーザに向けて開発した商品コンセプトが、
というのですから、これは正に『アウトドアにおけるファストファッション』と言っても過言ではありません！
昨年『Outrider』誌などでも取り上げられ、自分も急いで店舗へ足を運んだものの、お目当ての商品はほとんどが売り切れていたという驚愕の事実。
今年こそは…と目を付けていたところに、縁あって『商品モニター』として発表会にお声掛けいただいた、という次第なのです。
アウトドア向けブランドの『FieldCore』、ライダー向けブランドの『AEGIS』を中心に、秋冬の新作モデルが一堂に会する展示会場には、自分と同じくモニターとして選ばれた方々が真剣な目付きで商品をチェックしています。
というのも、「この中から1点、好きなものをモニターとして試用させていただける」と言うのですから、そりゃ真剣にもなりますよね。
かく言う自分もいくつかアタリをつけた商品の間を行ったり来たり、着たり脱いだり。
散々悩んだ末に自分がチョイスしたのは、『H008J 防水防寒ジャケットSTRETCH』。
アウトドアユースを考慮して、色はハデめに『ライムイエロー』にしました。
そして待つこと数週間…。
改めて、しっかりした生地の感じが好印象。安っぽい感じなんてありません。
バイク用として専門メーカーから出ているジャケットでも、シリコンコーティングまでしてあるものは見たことがなかったので、ちょっとした驚きと「ナルホド！」という発見をみた感じです。
そして、左右内側の黒色の生地に注目！
本体生地も見た目からは信じられないほどに伸びるのですが、ここの部位は少し生地が薄めになっており、さらに伸びが感じられます。
これにより、腕を上げたり、身体を捻るような動きにもしなやかに追従。
商品名の『STRETCH』の名はダテじゃありません！
裏地はポリエステル起毛。
フリースほどではないでしょうが、防風性能と相まって十分な温かさを発揮してくれるのでは、と期待！
それでこのお値段って…。
恐るべし、ワークマン。
実はこの商品、『防水防寒スーツ』として上下セットの商品も用意されているんですよね。
だったらそっちにすれば良いんじゃん？という意見はごもっとも。
しかし、ジャケット単品のほうにしか用意されていない機能があるのです。
それがこちらの『止水ファスナー』。
『スーツ』でセットされるジャケットは、フロントファスナー部を前立てで覆う構造になっています。
それはそれで防水スペックとしては高機能かもしれませんが、ここはジャケット単品のほうがシンプルでスタイリッシュかと！
そして、実際に着用してバイクでお出かけしてみることに。
外気温は18度。この時期としてはまずまずの気温ですが、少し風が強いので体感温度としては少し肌寒く感じます。
しかし、お世辞抜きに温かい！
いや、「寒くはない」というのが正しいところかな。
とはいえ、このジャケットの下は長袖のインナーに半袖Tシャツのみ。
そう考えれば十分すぎるほどの防風性能です！
後ろ側の生地の長さにより、お尻のあたりまできっちりカバー。
事故の後遺症もあり、自分は腰回りが冷えるとツライのでこれは助かりますね。
さて、いきなり首都高湾岸線です。
車の流れに乗るようなペースでも、まったく寒さは感じません。
生地の防風性も確かですが、止水ジッパーも風の侵入をきちんと防いでくれています。
一つ気になった点は「フードのバタつき」くらいでしょうか。
アウトドア用の大きなフードなのでやむを得ないところではあるのですが、フロントジッパーを上まであげてしまうと少々喉元が苦しいんですよね。
それだけ襟周りの高さがあるということは、フードと併用すると効果絶大なのでしょう。
とにかく、この軽い着心地でこれだけの防風性能。
目立つ色味は右肩のリフレクティブプリントと相まって、夜間での視認性も高そうです。
ということは、アウトドアはもちろん、タウンユースでのバイクウェアとしても活躍してくれるのでは！
しかも、防水機能も備えていますからね。ちょっとした雨でも安心かと。
今度はレインパンツ併用で、雨の日にも使ってみたいところです。
実は寒さにはめっぽう弱い自分。
今回はモニターとしてジャケットをお願いしましたが、他にも『STRETCHマイクロウォームパンツ』や『HEATアーチパワーアシスト5本指ソックス』など、まだまだ欲しい耐寒アイテムが目白押し。
もちろん、自分も買いに行きます！
