こちらは“くまきち”のリアキャリア。
スチール製で、とてもしっかりとした造りになっています。
これならたくさん荷物も積めちゃいそう!(といっても、一応は制限がありますのでね。汗)
しかし、ここにタンデムシートを取り付けてしまうと、もはや何も積めない状態に…。
二人の子供たちをカミさんとそれぞれ二人乗りさせるため、我が家ではタンデムシートは必須。
しかし、日頃の利便性を考えると、どうしても以前のAddress125Gのようにトップケースは付けたいところ。
車体には最初からヘルメットホルダーが用意されているものの、そこは一人分だけだったりします。
「何とか両立したい…」
と思ったのはどうやら自分だけじゃなかったようで、探してみるとちゃんとあるじゃないですか。
こちら、alphathree(アルファスリー)製の『タンデムキャリア』という製品です。
材質は純正と同じくスチール製。
実は、自分が愛用している『バイク用トレーラー』のメーカーでもありまして、それゆえ“信頼の一品”だったり。
タンデムシート装着と積載を両立させる製品は他のメーカーからも出ていたんですが、そのほとんどがノーマルのキャリアを活かしたまま、後ろに積載部分を延長させるタイプ。
これだと強度的にどうかなー、と思ったのと、何よりスマートさに欠けると考えた次第です。
純正キャリアとの付け替えとなるため、その分お値段はちょっとお高め。
でも、大切な同乗者と荷物を載せることを考え、長年愛用できる信頼のブランドを選んだ次第です。(トレーラーはそれこそ20年くらい使い続けていたりします)
早速取り付けましょう。
さすがにデカいです。重さもそれなりにありますね。
親切な取説に従って、
まずはノーマルキャリアの取り外しから。
意外とゴツいサブフレームにしっかりとしたマウントが。
さすがに実用車“カブ”の系譜を継ぐバイクです。
ちなみに、こんなところに車体番号が打たれているんですね。
『タンデムキャリア』の取り付けにも、ノーマルと同じマウント位置を使用します。
ただし、リアショックのアッパーマウントは左右の座標位置が少し外側へ移動するため、付属のワッシャーを挟み込みます。
サブフレーム部へのマウントボルトは、少量のねじロックを塗布。
これで取り付け完了です。
ノーマルキャリアとの大きさを比較するとこんな感じ。
幅はほぼ同寸ですが、さすがに随分と長いです。
まずはタンデムシートを取り付け。
後方に十分な余裕があるのが分かります。
キャリアのフレームサイドの穴は、サイドキャリアやフックなどの拡張用。
あれこれ妄想が広がりますね。
ちなみに、ワンタッチ装着のタンデムシートですから、盗難防止のためにきっちりワイヤリングしてあります。(どや)
そして、今回用意したリアボックスはこちら。
安心の『GIVI』製なのは今まで通りですが、アウトドアっぽさを意識してより“箱っぽい”形状のものを選びました。
ベースマウント後端部も絶妙にクリア。
これならしっかり荷重を受け止めてくれるでしょう。
ボックスも取り付けてみるとこの通り。
びよーん。
うーむ、随分と全長が伸びたなぁ。
車体後方への張り出しが増えたことで駐輪場での取り回しに多少気を使いますが、それでも積めると積めないとでは大違い。
利便性も大幅アップで、ますます稼働率が増えそうな“くまきち”なのです。