HTDEは一部に一般公道を使用するため、公道走行における保安基準を満たし、正規に登録された車両であることが必須。
自分のレース車である『KTM250EXC』は、今までクローズドコースで開催される『クロスカントリーフォーマット(以下XC)』のエンデューロにしか出ていなかったので、ここで改めて保安部品を取り付けていきます。
購入した時はすべて保安部品が付いていたんですが、XCにおいては「不要なものは予め外しておく」ことはお約束。
とはいえ、HTDEに出るために購入したKTMですから、壊したくないメーターや灯火類は外しておいたものの、ワイヤーハーネス(電気配線)については邪魔にならない範囲で外さずに残しておいたんですよね。
まずは簡単そうなフロント周りから。
ヘッドライトとウインカーは、残しておいたコネクターに差し込むだけでバッチリ。
公道仕様ですから、当然ホーンも必要になります。
ウインカースイッチとメーターを取り付ければ、あっという間に完成。
ここまでは非常にスムーズでした。
一方、なんだかんだと手間取ったのがリア周り。
リアフェンダーを外して、右サイドカバー内に隠しておいたハーネスを取出し、
外しておいたテールライト付のインナーフェンダーを装着。
なので、柔軟性の高いステーを備えたレンズの割れにくい小型のものを使用します。
左のものは『ナンバー灯』。これも保安基準を満たすために必須なのだとか。
ノーマルのコネクターを使用したかったので、ハーネスを加工。
インナーフェンダーに位置決めをして、
チュイーン。
厚紙で型取りして、
反対側は対称位置にマーキング。
やっぱり、こういうのはきちんとシンメトリカルじゃないとね。
そして、チュイーン。
無事に点灯してホッ。
車両のナンバープレートは、レギュレーションで周囲を保護するようにしなければいけないとのこと。
剥き出しのままだと、転倒時にケガする恐れがあるからでしょうかね。
なので、自分はこれを使います。
カワサキ純正部品の樹脂製プレートベース。
KDX200SRの純正部品になります。
以前どこかでそんな話を聞いており、これが使えそうだなー、と記憶の片隅にあったものですから。
インナーフェンダーにプレートベースを直付けせずに、補強を兼ねてアルミのステーを取り付けます。
上部の黒い横長の部品は、みんな大好き『エーモン』のステーを利用したナンバー灯の台座。
これに、先ほどの画像にあったLED製のナンバー灯を貼り付ける、という寸法。
出来上がりはこんな感じ。うむ満足。
さらに、保安基準を満たすために、リフレクターの台座づくり。
ガレージに転がっていたリフレクターを、ステーをぶった切って再利用します。
フェンダーへのビス位置が互い違いになっているのは、裏側の中心部に最初から補強が入れられており、ナットが入れられないから。
それを確認せずに空けられた中心の穴2つは、「軽量化のため」ということにします。(苦笑)
そして、プレートベースに元から空いていた穴と、リフレクターステーをタイラップで留めることで、ナンバープレートが捲れ上がるのを少しでも防ぎたいと足掻いてみた次第。
保安部品の取り付けはこれで完成。
あとは一度走って、耐久性を確認したいところです。(時間あるかなー?)
去る8/3に、全日本クラスの「国内B級」ライダーのエントリー受付開始。
スポンサーへのマーケティングデータ提供のためか、使用機材に関する細かいアンケートがあったりしましたが、無事にエントリー完了。
そして、無事にエントリーリストに名前を確認。
いろいろと思うところあって、長々としたチーム名になってしまいましたが、フルで掲載いただき感謝です。
今回お世話になる『鈴木オート』の店主さんとは、偶然にも続き番号に。
一緒のスタート組になれることを、今から期待しています。
『HTDE』のエントリーリストに名前が載ることは、自分にとって特別な意味を持つもの。
いろいろな想いを馳せながら、日高のフィールドを堪能したいと思います。