※ここからは、かしこまった文体はナシで。
「“日高”に出る!」と決めたからには、あれこれ準備を進めていかなければなりません。
まずはバイクをどうするか?
2年前の自分のレース車は『YAMAHA YZ250FX』。
戦闘力も相性も自分には申し分なかったのですが、“一応”登録不可能なレース専用車なのが悩みどころ。
(“一応”というのは、やりようによっては何とかなっちゃうかもしれない、ということかも…)
昨春の娘の高校合格祝い(?)とばかりに、マシンを『KTM250EXC』にスイッチ。(笑)
以前からカミさんに頼み込んでいたものの、「もし私立に進学したら、そんな余裕ないでしょ!」と釘を刺されていたんですよね。
しかし、見事県立高校に合格してくれたおかげで、無事に家計から借りることが出来ました。
ありがとう、娘よ!
そして『250EXC』は久しぶりの2stレーサーなので、出来る範囲で乗り込んで仲良くなるように努めます。
マシンに関してはこれで無問題!
次にライセンス。
(承認クラスの場合は『エンジョイライセンス』が必要)
その昔、モトクロスをちゃんとやっていた頃は、『クラス昇格』を明確な目標としていたわけですが、
今回の日高チャレンジは、自分にとって初めてのオープンエンデューロフォーマットのレースですし、目標はあくまでも『無事完走』。
とはいえ、しっかりと『日高』を堪能したいので、承認クラス参戦用のエンジョイライセンスではなく、『国内B級』の競技ライセンスを取得しました。(申請だけで取得可)
MFJの競技ライセンスを申請するのは、実に11年ぶり。
これだけのことで、少しばかりドキドキしちゃってる自分がいます。(はやっ)
これは大雑把に言ってしまえば、『ルート』と呼ばれる移動区間と、『テスト』と呼ばれるタイムアタックステージの組合せで構成され、テスト区間の合計タイムと全ての減点(ペナルティ)の合計により順位が決まる、というもの。
そのため、他の競技者とのバトルというよりは、「いかにテストでタイムを出すか?」という、自身の集中力が求められるレースと言えます。
これまで自分が参戦してきた『クロスカントリーフォーマット』のレースは、簡単に言ってしまえば『よーいドン』でスタートして、決められた時間内に一番多くコースを周回した人が勝ち、という分かりやすいもの。
前述のように、初オープンエンデューロとなる自分は、この競技のルールがあまりよく分かってなかったりします。
こういう時は、誰か経験者に教えを乞うのが一番。
ということで、『PWKコンバージョンキット』を購入した『鈴木オート』さんにお世話になることになりました。
こちらの店主である鈴木さんは、ロードレースの国際ライセンスホルダーでありながら、オフロードにも造詣が深く、HTDEへの参戦経験もアリ。
またショップチームである『チーム ミワコングwith鈴木オート』には、難波さん(国際B級ライダー)をはじめ、HTDE経験者多数。
右も左も分からない自分にとって、これほど心強いことはありません。
さっそく難波さんにあれこれアドバイスをいただきながら、マシンの準備を進めていきます。
まだまだ続きます。