昨年12月の話です。
賞与をいただいたことで、ありがたいことに自分にも少しばかり“分け前”をいただくことが出来ました。
いつもながら、カミさんに感謝です。
ただ、渡されるときに一言。
「ボーナスからお小遣いあげるから、これでくまモン用に『グリップヒーター』を買いなさい。」
え…使途限定デスカ??
カミさんは自分のスクーター『Address V125S Limited』についているグリップヒーターがいたくお気に入り。
これを武器に、冬場もクルマではなく嬉々としてバイクで走り回っています。
自分はアフリカツインには付いているものの、“くまきち”には未装着。
いえね、ホントは欲しいなーと思っていたんですよ。
でも、いろいろと物入りだったので、後回しになってしまっていた次第です。
しかし、これで強制的に背中を押されてしまいましたので、導入するしかありませんね。
それにしても、いつもながら想像の斜め上を行く、カミさんの発言にオドロキです。
とはいえ、感謝してますけどね。
ということで、以前より「買うならコレ!」と決めていたので早速購入です。
ENDURANCE製の『グリップヒーター』です。
自分も最初は驚いたんですよね。
自分の世代で『ENDURANCE』って言えば、全日本ロードレースを中心に活躍するバリバリのレーシングチームですからね。
特にGP250・125におけるターコイズブルーのカラーリングは強く印象に残っています。
そのレーシングコンストラクターが『グリップヒーター』ですと!?
と所縁のなさそうな取り合わせですが、昨今は東南アジア製造のホンダ小排気量車(つまりは“タイカブ”など)の販売などを手広く手掛けており、その関係で公道用市販車のパーツも開発・製造・販売しているようですね。
ホンダ純正オプションとしても用意されているんですが、敢えてこちらを選んだのは
「ヒーターが“全周巻き”だから」。
実は純正のグリップヒーターは“半周巻き”。
なので、単純にヒーター能力を考えたらこちらのほうが上かな、と考えた次第です。
もちろん、純正部品が“半周”としているのには、電気消費など考えた上での何らかの理由があるはず。
でも、エンデュランス製のコントロ―ラーには『電圧計』が付いているので、それを日頃からチェックしていれば問題ないかな、と。
そして、バッテリー電圧が弱くなったときは、レギュレート回路が働いて出力が制御されるのだとか。
そこまでフェイルセーフされていれば問題ないでしょう。
こちらが『CROSS CUB110(JA45)』用の車種専用キット一式。
長さを合わせた『スロットルパイプ』と、
純正ハーネスに割り込ませる『専用ハーネス』がセットされている超親切設計です。
早速取り付けましょう。
『左右シュラウド』と『センターカバー』を一式外します。
正直「ここまで外す必要ある?」と思ったんですが、正面のフロントカバーを外すために、、ここまでバラしておいたほうが安心ってことですね。
最近のバイクの外装部品は、ボルトの数を減らすためなのか、パーツ同士が“ツメ”で結合されていることが多く、クロスカブのそれも同様。
なので、面倒ではありますが、このほうが結果的に後悔しない、ということでしょう。
フロントカバーを外すと、メーター下部の奥のほうに、コネクターを覆うラバーブーツが二つ。
そのうちの右奥の方の中に、今回作業するコネクタが入っています。
ブランクカプラーがはまっている『黒の2Pinカプラー』と『アース専用のギボシ端子』に、キット付属の『専用ハーネス』とコントローラーのハーネスについている『ギボシ端子』を繋ぎます。
恐らくはこれ、純正のグリップヒーター用に用意された『アクセサリーハーネス』なのでしょう、
だとすると、残るもう一つの白いカプラーは、多分セキュリティアラーム用かな?
メインスイッチをONにして、コントローラーへの通電を確認。
おお、グリップが温かくなっとる。ちょっと感動。(当たり前ですけど)
あとはノーマルの左右グリップを外して、ヒーター付きグリップ(右はスロットルチューブから交換)を装着します。
完成!
“くまきち”は最寄り駅までの足としてはもちろん、折角なのでツーリングにも使うつもり。
なので、DRCの『スマートフォンバーマウント』に、コントローラーを取り付けました。
色合いだけで選んだ『スマホホルダー』も、“くまモンコラボ”感を演出。(笑)
はい、単なる自己満足です。
早速走ってみましたが、ウインターグローブとの併用は必要ではあるものの、昨年まで使用していた防寒用のネオプレーン製の『ハンドルカバー』までは不要。
そのため、見た目もスッキリとハンドル回りも軽やかです。
これで冬場のライディングも気兼ねなく!
…とはいえ、冬の雨降りの時はさすがにテンション下がりますけどね。