内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

年忘れエンデューロ

最近滞っていたブログ更新ですが、放置している間にあっさり年を越してしまいました。
それほど多くの方に見られているわけではないとは思いますが、2020年、今年もよろしくお願いいたします。

さて、過ぎ去りし2019年の大晦日
これを走っておかないと、気持ちよく年が越せません。
今年で27回目を数える、ウエストポイント『年忘れエンデューロです。

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ここ数年は、学生時代のモーターサイクル部の後輩と組んでエントリーしているこのレース。
彼にとっては、“年に一度のバイクライディングがこのレース”ということで、自分も非常に楽しみにしていました。
今年のマシンは、もちろん『KLX230R』
前回のライディングは“山走り”でしたが、今回はMXコースということで遠慮なく全開です。

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ゼッケンナンバーは“#87”
この二人で組むとなれば、チーム名は“昔の名前”で決まりです。

前回の反省として、ついつい身体が遅れ気味になっていたので、

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ハンドルクランプを前後入れ替えて、懐の広いポジションを確保。
これがレース本番では大当たりでして、全く窮屈さのない自然なポジションを取ることが出来て大満足でした。

朝から快晴に恵まれ、しかも前夜の気温がそれほど下がらなかったようで路面凍結は皆無。
何年かに一度のベストコンディション、と言って良いでしょう。
これはもう、楽しい結末しか予想できません。

例年通り、序盤の渋滞を嫌った後輩にスタートライダーを譲られる自分。
今年も200チーム超のエントリーを集めたこのレース、とにかく「渋滞に引っ掛からない事」を心掛けて、ローリングスタートを無難にこなします。

そのローリング。
「一周目は自分より若いゼッケンのバイクは抜いちゃダメ」というアナウンスがあったにも関わらず、ガンガン後ろから捲ってくる人はいるものです。
それ以外にも、イエローフラッグを無視してその区間で追い越してみたり、とか。
同じレースを走る以上、例え草レースであっても

“ルール”は守らければいけません。
年の最後の走り収めですし、こんな年の瀬にケガしたくもさせたくもないじゃないですか。
ルールを知らないビギナーさんには、チーム内で責任もって教えてあげてくださいね。
お願いしますよ、ホントにもう。

閑話休題
今回のコースは、年明けに開催されるJNCC『WEX Rd.1』に合わせたレイアウトだそうで、整備もきっちりなされた走りがいのあるコース。
管理されているウエストポイントさんには本当に感謝です。
非常にコンディションもよく、つい気持ちよくスロットルも全開に。
また、例年『たんぼコース』と呼ばれるエリアも、今年はワダチも無く、まるでフラットトラックのよう。
こういうレイアウトでは、KLXの“ほどほどのパワー”が最高にハマります。

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インからアウトから自由自在にラインを変えられる車体は、ジャンプでサスの弱さが出ますが、それ以外では一切文句のつけようがありません。
いやー、速いなこのバイク。

事実、自分のファステストラップは“6分58秒”で、トップとは30秒くらいのビハインド。
若干19psのパワーと自分のライディングの組合せで考えてみれば、出来過ぎと言えるでしょう。
それもほぼリスクなしでフルパワーを叩き込めるんですから、もう最高の相棒ですね。

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そして、相方もこの走り!
おいおい、一年ぶりってホントかよ!?
ライダー交代の時に感想を聞くと、「これ、すごく良いっす!」と大絶賛。
彼がここまで楽しんでくれたのですから、自分も満足です。

ただ、ウィークポイントもありました。
それは「左右のペダルの強度が無さ過ぎる」ということ。
フラットなところでスリップダウンしただけで自分がブレーキペダルを、後輩がシフトペダルをそれぞれ一発でグニャリと曲げてしまいました。
強度が弱いので、ピットイン時に無理やり曲げ戻しましたが、それにしても弱すぎますね。
ここはリストヘッジのために、強化されたアフターパーツに変えたほうが良さそうです。

それでも転倒はお互いその一回ずつだけ。

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終わってみれば、“3時間オープンクラス 36位”
200台以上走ってて、このコンビでトップから2周落ちというのは、このバイクの初戦としては上出来かと。
自分にとってはお祭りですから、順位へのコダワリはありませんが、思いっきり楽しんでこの結果というのは最高ですね。

今年も組んでくれたダイジロに感謝!
来年も一緒に仲間うちをやっつけようぜ。(笑)