我が家のアフリカツイン(SD10)は『ADVENTURE SPORTS』(以下AS)なので、
メインフレームの塗装色は“白”。
これは初期型である『XRV650(RD03)』へのオマージュとして採用されたものと思われます。
以前の愛機だったCRF1000L(SD04)の“黒フレーム”に対して、多少汚れは目立ちますが、そこはそれ
“洗車欲”をそそられる
ものとして受け止めれば良い、と考えているのは恐らく自分だけ。
それで良いんです。バイクは自己満足の乗り物です。(開き直り)
2016年にアフリカツインが再登場して以来、メインフレームのピボット部分に新たに“フレームカバー”が装着されました。
自分が思うに、これは単にユーザーへの思いやりに他なりません。
ブーツを履いてオフロード走行を楽しまれた場合、踝でホールドされるピボット部はどうしても塗装が擦れてしまいます。
アフリカツインは鉄フレームなので、塗装の剥がれは次に錆を呼ぶことに繋がります。
当時をご存知であれば、XLR・XR系のフレーム塗装が剥げ、錆びているのを覚えておられる方も多いはず。
つまり、“フレームカバー”の採用は
「ホンダの愛」
なのです!(言い切った)
閑話休題。
以前の愛機『SD04』のフレームカバーは、フレームと同色の“黒”でしたが、
現在の『SD10』は“AS”モデルなので、“グレー”なんですね。
これ、白フレームに対して“黒”のカバーを持ってきてしまうと、見た目の印象が随分とやぼったくなるのではと推察します。
ASはリムカラーも“ゴールド”なので、カバーの汚れを嫌って “白”を選ばないのであれば、無彩色である“グレー”は
「アクセントになりつつも、悪目立ちしない」
という点においてもベストだと思います。
実は最初にこの配色を見た時、あまりのクールさに結構ヤラれた自分です。
で、ここからが今日の本題。
最近気になっているパーツがありまして、交換してみました。
それがこれ。
ACERBIS製の『フレームプロテクター』です。
そもそも
「ノーマルのフレームカバーをそんなに気に入ってるなら、何故にわざわざ交換するのか?」
これはもう単純に、“プロテクション範囲の拡大”が目的。
この商品を知ったのは、『BONSAI MOTO』さんのSNSへの書き込みでした。
踝部分を“点”でカバーする純正に対して、
この製品は“面”でフレームを保護してくれるのです。
しかも、プロテクターの“黒い部分”はブロック形状のラバーとなっており、オフロードブーツを履いた際に“すねの内側”で広くフレームをホールドできるようになるという優れモノ。
オフロードライディングにおける「踝ホールドの重要性」は言わずもがなとは思いますが、ビッグオフなどの“重量車”や挙動の激しい“モトクロッサー”などでは、時に応じて「膝下でバイクをホールドする」ことが重要かと考えます。
オフロードブーツをお持ちの方は、フレームに接する踝より上の内側の部分の素材が、通常のレザーではなくバックスキン調になっていたり、樹脂パーツでもよりグリップを得られるようなデザインになっているのはご存じのはず。
このように膝下でフレームを瞬間的に挟み込むことで一体感や安定感を得ているわけですから、フレームカバー自体がグリッパブルであることでそれがより容易かつ確実になると思われます。
このように機能性能を向上させつつも、スマートなデザイン性を与えるあたり、さすがはイタリアメーカーといったところでしょうか。
さて、早速取り付けてみましょう。
まずは純正のフレームカバーを外します。
折角の機会ですから、フレームの汚れも落としておきましょう。
プロテクターをフレームに当てがってみると、こんな感じ。
ノーマルとは比較にならないほどに、カバー領域が広いです。
しかし、自分のバイクはOUTBACK motortek製の『クラッシュバー』を付けているため、
プロテクター上部がガードのマウントに干渉してしまいます。
なので、干渉する部分をざっくりとカット。
新品パーツを切り刻むという、緊張感溢れる作業が発生します。
キットに同梱されるクッションスポンジを、プロテクター内側上部に貼り付けます。
プロテクターの取り付けは、ノーマルのカバー取付ボルトを流用して全体を固定し、シートレールステーを付属のラバーバンド(小)で固定します。
本当はメインフレーム側もラバーバンド(大)で固定するんですが、クラッシュバーとの干渉部分を切り取ってしまったので、固定位置もサヨウナラ。
なので、タイラップで浮きを抑えてみました。
これで完成です!
反対側も同様に作業。
カット部分は現物合わせで作業してますが、何より『ACERBIS』のロゴがぶった切れてしまうのがちょっと泣けますね。
自分のはASモデルなので、“ホワイト/ブラック”のプロテクターカラーをチョイスしましたが、
標準車のCRFカラーにマッチする、“ブラック/レッド”もきちんと用意されるているので安心してください。(何を?)
プロテクションエリアが大幅に増えたことによる、安心感は絶大。
グレーカラーのノーマルも良かったですが、こちらの収まり具合もさすがです。
まだ乗っていないのでブーツとのグリップ感は分からないのですが、ちょっと期待しちゃいますね。
今なら『BONSAI MOTO』さんで“即納”ですってよ、奥さん!
詳しくはWEBで!(笑)