恒例の“夏の北海道ツーリング”を終えて、一週間足らずのある日。
以前から頼んでいたパーツが
「入荷したので送りまーす!」
とのメッセージが届きました。
「ああ、二週間前に届いていれば…」
という想いはありますが、今となってはそれも止む無し。
まずは無事に入荷して一安心です。
驚いた事に、連絡のあった夜に自宅に届くという…。
いつ出したんですか!?
いずれにしても、ありがとうございます!
早速開梱〜。
TOURATECHの『ステンレスパニアフレーム』です。
車種専用に用意されたフレームは、相変わらず作りがとてもキレイ。
溶接もとても丁寧です。
スモールパーツも美しす。
早速取り付けましょう。
今回から取扱説明書がPDFになったので、ダウンロードして出力。
こういうの、やっぱりスマホの画面じゃなくて、きちんと紙で全体を俯瞰してから手順を追いたい自分です。
まずはシートカウルに予め用意されている、純正パニアのマウント部にあるブラインドキャップを外します。
これ、水抜き穴かと思っていたんですが、きちんとねじ穴が用意されていたことにビックリ。
そして、タンデムステップのステーを外します。
最近のホンダ車は、このようにステー下側からボルトが入っている車種が多いような気がします。
外からボルト頭が見えないので、見た目もスマートになって商品性UPということなのかな。
ボルト頭も“低頭タイプ”。肉抜きもしっかりされていて、コストかかってます。
それにしても、タンデムステップステーの造形の凝り具合と言ったらもう…。
ヨダレが出そうですよ。
さて、本題に戻りましょう。
シートカウルのパニアマウント部分に、付属の樹脂製カラーを嵌め込みます。
さすがは専用設計!
まさしく“シンデレラフィット”です。
そこに、TOURATECHのパニアステーのアッパーマウントをボルトで固定します。
ロワーマウントは、タンデムステップステーの後部取り付け部に挟み込む形となります。
ステーの厚み分、前後で高さが変わってしまわないように、3mm厚の付属プレートを挟んでおきます。
同じように右側のパニアステーを取り付けたら、最後は左右の連結ステー。
ステーパイプの端部に付属の樹脂カラーを挿入し、
左右のパニアステー後部にあるマウント部に、連結ステーを固定したら完成です。
あまり役立って欲しくはないのですが、パニアステー自体の強度がかなりあるので、立ちゴケ程度であればサイレンサーやシートカウルを余裕で守ってくれます。
(あくまでも“ガード”ではありませんので、そこんとこよろしくです)
数あるパニアケースシステムの中から、自分がTOURATECHを選んだ理由はもちろん、
以前の『CRF1000L』の時に愛用していたパニアケースを流用したかったから。
ケースの作りの良さはもちろん、デッドスペースの少なさやリッド(上蓋)に備わったベルトスリットなど、
「とにかく無駄なく積める!」
という点において、過去にいくつかのメーカーを使用してきた自分的には、このパニアシステムが最強だと考えています。
左右パニアケース装着時の全幅は“約100mm”。
もっと積載量を増やしたい場合には、“45L”というビッグサイズもあります。
また、CRF1100L用はこれからラインアップに加わると思われますが、
CRF1000Lには『スペシャルパニアシステム』という、右側サイレンサー部を逃げた形の専用ステーと専用ケースが用意されています。
自分が愛用しているケース『ZEGA Pro2』の進化版となる『ZEGA Evo』が採用された事で、ステーへのケースの取り付けが更に容易になっているのが羨ましい!
自分がCRF1000Lを買った時には、まだこのシステムの設定がなかったんですよねぇ。残念。
これなら、さらに心ゆくまで“積み倒す”ことができる…かも。(自己責任で)
パニアケースを使い始める前は、“防水バッグ”や“振り分け式バッグ”など、様々な布製バッグを使ってきましたが、『積載能力』と『雨天時の安心度』を一度味わってしまうと、ちょっともう戻れないですね。
とはいえ、布製バッグは軽量である故のメリットも大きいので、適材適所に使い分けるのが一番。
そうやって、自分の旅のスタイルをクリエイトするのも、“ツーリングの一つの楽しみ”であると言っても過言ではありません。