今度の愛車は、2000ccのガソリン車。
以前乗っていた『デリカスペースギア』と比較して“燃費面”での改善を期待してはいるものの、それなりに重さのある車体に2000ccですからね。
過度の期待は禁物です。
しかし、出来ることはあるはず!
ということで、『デリカ』にも施工して効果的だった『アーシングヘルパー』を施したく、今回も『NGC-Japan』さんにご相談です。
もともと、ハイエースの2000ccガソリン車用の『アーシングヘルパー』がラインアップに用意されているのはHPで知っていました。
自分でもそれの取り付けはできると思うんですが、折角ですので今回は全て代表の小林さんにお任せすることに。
ほら、“シェフの気まぐれサラダ”みたいな感じで。(笑)
今回導入したのは、
基本の『アーシングヘルパーセット』と
もう一つの看板商品、『スムースドライブシステム』。
これは「各部に悪影響を及ぼしている静電気を除去し、本来の性能を発揮させる画期的機能部品」だそうです。(メーカーHPより)
このシステムは、
・エアフィルターに被せる、又はフィルターボックス内にセットする『スムースインダクション』
・サスペンションアッパーマウントやスタビライザー先端に取り付ける『ショックサイレンサーナット』
・プラスチック製吸気系やボデイには『ツーウェイコート』
から構成されます。
通称“王冠ナット”と呼ばれる『ショックサイレンサーナット』、自分は初めて使用するんですよね。
折角ですから、オプションとなる『ミッションケース用』も一緒にお願いすることに。
取り付けに使用する工具はこれだけ。
まずは『スムースドライブシステム』から取り付けます。
まずは簡単なところから。
『フロントサス用』はダンパーユニット上部のネジ山の余った部分にねじ込むだけ。
しかもこれ、手締めだけで大丈夫なんだとか。(マジすか!)
『リアサス用』はリーフスプリングの前側の取り付けボルトの余ったねじ山に。
ここはちゃんとスパナで締め付けました。
お次は『スタビライザー用』。
これ、車種によってはハンドルをフルロックまで切っても、取り付け部とのクリアランスが確保できないものもあるみたい。
正にハイエースも白いフレーム部とのクリアランスが狭く、ナットが干渉してしまいます。
その場合は、タイヤ上のシートに誰か座ってもらうことでサスを沈めればOK。
それでも難しい場合は、ジャッキアップして欲しいそうです。
そして“エアボックス”には『スムースインダクション』。
エアボックスは、フロントバンパー右内側にあります。
ボックス内部に『ツーウェイコート』をこれでもかと吹き付けた後、
フィルターエレメントに専用の形に切り出された、ネット状の『スムースインダクション』を被せて、同梱のテープで固定。
このテープも優れもので、軽く押さえるだけで十分だそうです。
ボックス内に戻して出来上がり。
最後に、ここまできたらオプション設定の『ミッションケース用』も合わせて使用します。
車体下部中央にある真四角のミッションケース。
そこに空いているボルト穴に左右一本ずつねじ込むだけ。あら簡単。(下に潜り込むので、アクセスは大変だけど)
これで『スムースドライブシステム』のインストール完了です!
今回は僕いっぱい手伝わされたニャー。疲れたニャー。
暗くなる前に作業を急ぎましょう。
お次は『アーシングヘルパー』です。
前回デリカの時に施したのはこちらだけでしたが、それでも十分すぎるほどに体感できてビックリ。
今回も楽しみでなりません。
まずは、バッテリーのマイナスターミナルから、“エンジン側”にアーシングケーブルを接続します。
エンジンにケーブルを取り付けるボルトは、特殊な加工が施された『アーシングヘルパー』ならではの通称“白いネジ”。
さらに、すでに設置されているボディアースのボルトを、セットのボルトに変更します。
ボルトに挟み込まれたワッシャーは、無酸素銅を使用したスペシャル。
ベロのような形状の先端部がアースケーブルの銅線に接触することで、より積極的にボディアースを働かせるというものだそうです。
オプション品ではありますが、ボディアースされている二箇所についても『アーシングヘルパー』のボルトに交換。
これでキットの組み込みは全て完了です!
「どうせやるなら、ここもやっておこう」
シェフ(小林さん)の気まぐれ(こだわり)は、まだまだ続きます。
プラスチック部には『ツーウェイコート』を塗布して拭き上げ。
面積の広いボディ外板には、ウェスに吹き付けてから全体に伸ばすように拭いていきます。
この時の注意として、「ガラス面には付けないように」とのこと。
そして最後に、『ツーウェイコートのタイヤ用ワックス』をタイヤショルダーに塗っていきます。
“ワックス”という名称ではありますが、別に艶出し剤ではありません。
あくまでも「空気との静電抵抗を減らすためのもの」ということです。
これで、『NGC-JAPAN』の“全部盛り”レジアスエースの完成です!
ワクワクしながらの帰り道。
まず感じたのは、細かい継ぎ目を踏んだ時のショックのいなし方がヨダレもんです!
この車はあくまでも“商用車”。
荷台に“1トン”もの荷物が積み込まれることを前提としたサスペンションは、かなりプリロードが高めに設定されており、決して乗り心地の良い“脚”ではありません。
にも関わらず、今までとは少し車体の挙動が違っているのがわかります。
“突き上げ”られるほどの跳ねる感じは、あまり感じられなくなりました。
これが『ショックサイレンサーナット』の効果なのでしょうか。
さらにもう一つ。
“シフトショック”が明らかに減っているように感じられます。
この車のミッションは“6速AT”。
燃費や走行性能向上のために、3型→4型へのアップデートの際に“4速AT”から更新されたものです。
そのため以前よりクロスレシオ化されており、ただでさえシフトショックが減っているであろうにも関わらず、「まるでCVTのよう…」とは言い過ぎでしょうか。
とにかく、シフトアップ時のショックはほとんど減じられています。
実はあの“王冠ナット”。
今まで個人的に「カッコ悪い」と思っていて、付けるのをちょっと躊躇ってたんですよね。
でも、こうやって効果を感じられてしまうと、それは“機能部品”です。
“見た目”以上の“性能”を知ってしまうと、
「なんでもっと早く付けなかったんだろう…」
という思いが沸々と。
何事も試してはみるものですね。
ボディ全体に施した『ツーウェイコート』については、帰りが大雨に祟られたため、特に変化がわかりませんでした。
これ、“風切り音の低減”という効果をもたらすのだそうで、効果の切れる前に早めに高速道路に乗ってみたいと思っています。
そして、一番楽しみにしていた『アーシングヘルパー』。
相変わらず、これは本当に分かりやすいほどに変わりますね!
まるで“低粘度のエンジンオイル”に交換したかのようにスムースに加速し、
そして“タイヤのエア圧を高めた”かのように、すーっと惰性で走り続ける。
この“空走感”は何度味わっても快感モノです!
ここまで褒めちぎってしまうと、“オカルトパーツ”にありがちな『プラシーボ効果』なんじゃない?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
最初は自分もそうでした。
なので、今回一つ実験をしてみたんです。
これは家から厚木にある『NGC-JAPAN』のファクトリーまでの“平均燃費”。(ちょっと寄り道しましたけど)
この車両のこのエンジンで“この数値”というのは、決して悪い数字ではないと思います。
そして、こっちが満タンにしてから、同じ道で帰ったときの“平均燃費”。
往路:9.4km/Lに対して、帰路:11.0km/L…
こんな分かりやすいデータはないでしょう。
自分でもちょっと信じられませんでしたが、計器は正直です。
しかし、これはあくまでも『アーシングヘルパー』の効能の一つ。
全ては「乗っていて気持ちいい」ことが、一番の効果なのではないかと。
ちなみに、今回の部品代は以下の通りです。
『スムースドライブシステム』基本セット:15,000円
オプション(ミッションケース用):4,000円
『アーシングヘルパー』基本セット:6,000円
オプション(アースポイント2箇所):2,400円
※価格は全て税別。
これを高いとみるか安いとみるかは、人それぞれです。
でも、自分はこの車に長く乗ると決めた。
そのためには、全く惜しくない投資であると同時に、“得られる快感”と測ってしまえば
「付けない理由は無い」
と考えています。
バイクに乗られる方であれば、以前に紹介した『アーシングヘルパー』の“バッテリーターミナルボルト”。(2本で2,400円(税別))
これだけでも、騙されたと思って試してみてはいかがでしょう?
なかなか面白い“体験”ができると思いますよ。