内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

『SEAT BURENAR(シートブレナー)』、付けてみました

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我が家に来てから、早いもので2年半。

“くまきち”は相変わらず絶好調です。

 

そんな愛機ですが、昔からひとつ気になることがありまして。

それは

「走行時にシートが横方向にずれること」

カブをご存知の方にとっては「何を今更」な話ではありますが…(C125系を除く)

 

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一般的なカブは、左の画像上にある“シート裏の吸盤”が、右画像のフューエルタンクカバーの平面部分にくっつくことでシートが固定される構造になっています。

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前側はヒンジで繋がっているんですが、構造上少しガタがあるので、シート後部は左右方向には吸盤の吸着力でしか固定されていないんですよね。

なので、例えばタイトなコーナーなどでステップ加重の反力により太腿でシートを横方向に押すと、ずれてしまうことがあります。

それを嫌って、ドカッと座ってあまり左右方向に加重しないようにしているんですが、その曖昧さがちょっとイヤ。

 

で、調べて見たところ、頭の良い人はいるものです。

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HK CRAFT WORKSの『SEAT BURENAR(シートブレナー)』という商品がそれ。

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中央の突起部分を、シート裏側に空いている穴に差し込むようにすることで、左右方向への動きを規制してしまおう、というもの。

非常にシンプルな構造ですが、それゆえに効果大なのは容易に想像でき、まさに眼からウロコの一品。

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早速取り付けてみます。

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この商品には前後方向が決まっているので、まずはそれに注意。(画像上が前側)

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タンクカバーを固定している袋ナットを外して、

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『SEAT BURENAR』を付属の袋ナットで固定するだけ。

この時に注意点が2つ。

①ナットを本締めする前に、仮組みして位置合わせをきちんと行うこと

②シートを介して振動が加わる場所なので、ネジロックを使用すること

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特に①はシートベースが樹脂製のため、シート開閉時にスラスト方向にアタリが強いと削れてしまう恐れがあるから。

この穴が拡がってしまえば、場合によっては左右方向へのガタが出てきてしまう恐れがあるため、『SEAT BURENAR』の効果が薄れてしまいます。

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まずはナットを軽く締めて、シートを何度も開け閉めしながら本体位置を微調整します。

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その後、きちんと本締めして出来上がり。

シンプルな取り付けの部品ほど、考えながら組み付けていきたいところです。

 

ちなみにこの部品、ネットで検索すると自作される方も多いようです。

自分はその手間はもちろんですが、受け側の樹脂部品の保護のために“部品の精度”が欲しかったので市販品を選んだ次第です。

 

そして、ワクワクしながら試乗。

その効果の程は…

もう“感動”の一言に尽きます!

 

誤解を恐れずに言えば、

「カブがよりバイクらしくなった」

とでも言えばよいでしょうか。

アウト側のステップを爪先を下げて土踏まずで踏み込み、その反力はアウト側の太腿内側でシートをイン側へ加重。

これにより、カブでスポーツライディングが可能になりました。

日頃からオフロードバイクに乗る自分にとって、気持ち良いほどにリーンアウトが決まる!(笑)

これを“快感”を言わずしてなんとするのか、と。

 

いやー、バイクって本当に楽しいですね。