そして、少し遅れて『パニアケース(左右セット)』も到着。
取り付けステーの箱と合わせて、デカいのなんのって。
パニアケースの蓋には、ベルトループはもちろん、ナイロン製の取っ手付き!
これが付いているだけで片手で持ち運べるようになるため、とても嬉しい装備だったりします。
さて、車体にステーを取り付けますかね。
取説に和訳はありませんが、イラストの精度が高いのであまり困ることはありません。
でも、「ドリルで穴を開けてね」という指示にちょっと固まることに。
…ちょ、『φ20mm』って。。。(>_<)
さすがにそんな大径のドリルなんて持っていないので、慌てて近所のホームセンターに走りましたよ。
取説の別紙として穴開け位置の型紙が付いてました。親切。
でもね、リアのインナーフェンダーの裏側からこんなペラペラした紙を当てながらの作業なんてムーリー。
ということで、段ボールに写し取ってきちんとした型を作りますよ。
久しぶりに版下職人の血が騒ぎました。(笑)
φ20の穴を開ける前に、中心点に細いドリルで位置決め用の穴を開けます。
そして、秘密兵器(でもなんでもない)登場!
木材用ですが、対象物はプラスチックですのでこれで十分。
きれいにφ20mmの穴が開きました。感動。
タンデムシート下のリアキャリアマウントと、パニアの左右連結ステーを長いボルトで共締め。
この構造なら、相当に剛性が高まるはずです。よく考えたなあ、TOURATECH。
残りのステーを組み立てていきます。
純正パニアステーの一部を利用するなんて、洒落たことするじゃないですか。
本当によく考えられてます。無駄がない設計に、今回かなり感動したポイントです。
パニアケース本体にステーへの固定ブラケットが付いてるんですが、ステーキャッチのプラスチックパーツのみ、車両に合わせて前後位置が調整できるようになっています。
で、CRFは両端の取り付け穴を使うわけですが、、、
リターンスプリングが邪魔して、ボルトが座面まで収められません。
うーん、作りがタイトすぎる。
ここは一時的にリターンスプリングを外すしか。
相手がプラスチックなので、ねじ込みすぎると割れてしまいそうなので注意。
はい、完成!
ようやく『フルパニアシステム』が装着できました。
待ちきれずに、トップケースにいくつかステッカーを貼ってしまったのはご愛嬌。
パニアケース装着時の全幅は、約100mm。(メーカー値では99cm)
以前の愛機GS-Aとほぼ同寸ですが、CRFはハンドル幅がGS-Aよりはるかに狭いため、パニア装着時は車幅をきちんと意識することが重要ですね。
もちろん、左右の蓋それぞれにベルトを付けました。
これで薪でも炭でも運び放題です!
…しかしこれ、ユーザ自身がステーやらキーシリンダーやら全てを取り付けるのは、ちょっとハードルが高いかも。
取説自体は随分と丁寧なので、工具さえあれば何とかなりますけどね。
そして、フルパニア全体でキーシリンダーは合わせて8箇所。
フルパニアが付いたことによって、ようやくタンデムでのキャンプツーリングが可能になることを知っている息子は、いてもたってもいられない様子。
花粉が収まったら、一度お出掛けしますかねー。
自分も楽しみです。