内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

グリップヒーター取り付け

実は納車前に注文していた純正アクセサリーが2つありました。

1つは『メインスタンド』。これは、納車整備でリンクのグリスアップをするのにどうしても必要だったんですよね。

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そしてもう一つがこれ。『スポーツ・グリップヒーター』です。
実は『グリップヒーター』本体はとっくに入荷していたんですが、いろいろとあったようで、別売の『取付アタッチメント』だけが長期欠品だったんですよね。

売店いわく、
「夏場の間は使わないだろうから、寒くなる前に入荷すればOKでしょ!」
なんて言ってましたが、

「それは違います!」

真夏とはいえ、霧のかかった朝の道東(北海道ね)の気温を知れば、この時期での必要性も理解できるというもの!
日中はさすがに暑いので、自分はモトクロスグローブ一択ですが、一つのグローブで道内を走り回ろうとすれば『グリップヒーター』のありがたさが身にしみて分かるはず!

と、熱く語ってしまいましたが、「間に合って良かった。。。」というのがホンネです。(汗)

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さて、今回も工賃分だけ自分が働きますよー!

『取付説明書』とニラメッコしながら、フロント周りの外装部品を外していくわけですが、
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ウインカーボディからインナーカウルまでも、、、

「こ、これ、本当に元に戻せるのかな。。。」

と、いささか不安になったのは事実。
それでも外したのは、2種類の5mmのヘキサゴンボルト(長さも共通)と、すべて共通サイズのクリップのみという!
カウルの取付において、ツメでの嵌め合わせを多用することについては賛否両論あると思いますが、この取付部材の共通化はきちんとした思想に基づいて設計されたものである、と勝手に解釈して一人感動。(ToT)
この凄さは、フルカウルのバイクの外装をバラしたことのある人なら分かってくれるはず!

いよいよグリップヒーター本体の取付です。
左側グリップは、ハンドルに接着されているノーマルグリップを抜き取るのですが、
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ここはエアーノズルを隙間に差し込み、エアーで浮かせて一発OK。
エアツール万歳!

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次にグリップに接着剤を塗り、それを潤滑剤代わりにしながら

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ヒーターグリップを奥まで一気に押し込みます。
この時、絶対にハンマーなどで叩いていれちゃダメですよ。ヒータースイッチ一体式なので壊れちゃいますからね。

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右側グリップは、スロットルスリーブと一体式!
これにより、ノーマルグリップとほぼ変わらない太さを実現しています。
さすがの『純正部品クオリティ』です。

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こちらもノーマルシリーブと交換するだけ。
まぁ、スロットルワイヤーのタイコを外すのに、ちょっと手間取りましたけどね。(苦笑)

ヒーターグリップからのコネクタに繋ぐために、車体側のワイヤーハーネスには最初から相手側のコネクタが用意されています。
基本的にはダミープラグを外して、ヒーターグリップのコネクタと差し替えるだけなんですが、ラジエター周辺の手を入れづらいところに隠れているので、ちょっと難儀しました。

また、1箇所だけ配線に加工を要するところがあって、
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そこはこんな感じに。
ビニールテープで巻かれた出っ張りの中には、マグネットの『ノイズフィルタ』を組み込むように指定されています。

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最後に『ヒーターコントローラ』を、左サイドカバーの中に収めて配線作業は終了。

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とりあえず動作チェック。
さすがは純正!インジケーターがスマートなだけでなく、メーターパネルの液晶にも動作状態が表示されるという素晴らしさに感動。

作業はここで折り返し。
あとは、ひたすら外した外装部品を組み付けていくだけ!
…なんですが、これがなかなかに大変だったりして。

基本的にはほとんどがツメの嵌め込みですから、力任せに無理矢理というわけにはいきません。
(ツメじゃなくても、フツーは力任せにやっちゃダメ)
ちなみに先ほどの『左サイドカバー』、締結固定は10mmボルト1本だけ!あとは全てツメの嵌め合わせになっています。(驚!)
とにかく焦らずゆっくり確実に。一つずつ確実に嵌め合わせていくのが、樹脂ツメを長持ちさせるコツですね。

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ちゃんと元通りに組み上がって、ホッと一安心。
当然ですが、ネジもクリップも余った部品はありませんでしたよ!(自慢にならない)

今回のバラシ組みで、また一歩構造の理解度が高まったので良かったかな、と。
こうやって少しずつ仲良くなっていく、自分なりの付き合い方です。