自分にとって今までにないくらい相性の良いバイクだったんですが、ちょっと思うところあって手放すことにした次第です。
また、大事にしていた2stの『KTM200EXC』にもお別れ。
散々悩んだ末に、今の自分にとってパフォーマンスを発揮しやすい、YZ250FXに集中することにしました。
GS-Aを手放すと決めた後から、次の相棒探しに随分と迷いましたが、一度「これだ!」と決めてからは一途でした。
そして、それが本日納車されました。
HONDA CRF1000L AfricaTwinです!
自分にとって4台目となるAfricaTwin。
実は先日、『モトスポーツランドしどき』で行われたメディア向け試乗会に参加する機会を得て、進化の素晴らしさを体験していただけに、納車が楽しみでなりませんでした。
昨年のクリスマス前に予約して、待つこと3ヶ月半、ようやく本日納車に至った次第です。
納車されたら、まずはやることは一つ。
心ゆくまで納車整備です!
ジャッキアップして、フロントのアクスルシャフトをチェック。
やはりほとんどグリスは塗られていません。
せっかくバラしたんですから、ここはやはりグリスを塗布しておくべきでしょう。
お次はリヤ周り。
このアクスルシャフト、長いなー。
チェーンアジャストボルトも、カジリ防止のために薄くグリスを塗布。
本当であれば、スレッドコンパウンド」を使うべきでしょうね。
そして試行錯誤しながら、ようやくスイングアームを下ろせました。
ここからは、グリスアップしながら組んでいきます。
オフ車でこれほどゴツいリヤショックなんて、見たことないですねー。
油圧プリロードアジャスタに伸圧調整付きの、フルアジャスタブルです。お金掛かってますよ、これ。
こんなところに、ラジエターのリザーバータンクがあるんですね。
極限までスペースを効率利用しています。気合い入ってますね!
ピカピカのリンクアームとリンク!これは萌えますねー。
もちろん、ブッシュを外してグリスを詰めまくります!
これはスイングアームのピボット部。
こんなに大きなローラーベアリングを見たのは、初めてかもしれないです。
全ての箇所をグリスアップし、きちんと組み直します。
リヤホイールが重すぎて、アクスルシャフトを通しにくいったらなかったですね。
大きすぎるスロットルの遊びを調整。
さすがにちょっと遊びが多すぎたので、レーサーほどとは言わないまでもまずはかなり詰める方向で。
明日実走するのが楽しみですね。
最後に御守り的にリストバンドをリザーバタンクに。
もちろん、蓋にある空気抜きの穴は逃がしてあります。
これでとりあえずは一安心。
ようやくナラシに入れるというものです。
とはいえ、ホンダの名誉のために行っておきますが、ここまでのグリスアップは必ずしもやるべき必要は無いそうです。
確かに前後アクスルシャフト、リンク部の各ボルト類には、ほとんどグリスを感じられません。
もちろん、必要な箇所にはきちんとグリスは入ってましたのでご安心を。
しかし、ホンダの方に聞いたところでは、「日頃の整備でバラすことが前提のレーサーと違い、市販車はそう頻繁にグリスアップまではしないもの。であれば、日頃からそこまでやらなくても良いように、シャフトの表面処理をレーサーとは変えてあり、より錆びにくくなっている」んだとか。
なるほど、だからホンダの市販車のシャフトはドライなんですね!
そうはいっても、なぜ自分はここまでやるのか、と。
それは、、、
「ただ、やってみたかったから」
に他なりません。
バイクの構造を知ることが出来る、バイクがもっと気持ちよく走るようになる。
もちろんそういう側面もありますが、単なる興味本位と自分の中での儀式みたいなものでしょうか。
そして、やはりここまでバラすならやはり『新車のうち』がベスト。
なぜなら、手が汚れにくいからです!
じっくりバイクと向き合う時間を作れて、自分はとても満足。
さて、明日からは少しづつ走り出していきたい所存です!