次はタペットクリアランスの調整といきましょう。
ちょっとタペット音が賑やかな気がするんですよね。点検も兼ねて、ここはチェックしておきたいところ。ま、シングルカムの2バルブですから、我が家のXT250Xと一緒。これなら恐るるに足りん!
点火プラグを外して…と、実はDプラグ用のプラグソケットを持っていなかったので、まずはそこから手配。
安い工具ですが、新しい工具を買うってのは気分がアガりますねー。(変?)
クランクホールのキャップと上死点確認用のボルトを外し、
シリンダーヘッドの点検キャップを外します。
ここまで3分。整備性抜群で嬉しくなっちゃいます。
クランクホールから14mmのソケットでクランクシャフトを回して、確認窓から『Tマーク』を視認。ここが上死点です。
サービスマニュアルでクリアランス数値を確認します。
吸気側0.08mm・排気側0.13mmだそうなので、
あとはシックネスゲージを抜き差ししながら、タペットのアジャストボルトで調整するだけ。
…と書いてしまうと簡単ですが、シックネスゲージがなかなかすんなり入らない。(>_<)
蒸し暑かったので、余計にイラつきますねー。焦っても仕方がないので、ノンアルコールビールを飲みながら一休み。気分転換って大事です。
気を取り直して調整終了。
タンクとシートを仮組みし、エンジン始動!
「んー、結構賑やかダナー…」
新車の状態は今更知る由も無いですが、とりあえずはマニュアルの規定値通りにはしてあるので、まずは一回走ってみましょうかね。
ここまでやってても、まだカミさんからのストップが掛からない…。
折角なのでそれを良いことに、調子に乗って、
リアのリンク周りを全バラ。(苦笑)
この手の車両にしては、樹脂ブッシュが使われていないあたりにメーカーの良心を感じますね。
しかしながら、寿命を迎えているベアリングやブッシュもあるようで、次のドライブチェーン交換のタイミングで、全部打ち変えたほうが良さそうです。
元通りに組み上げてストロークさせてみると、やはり動きが全然スムーズ。特に伸び側の動きの良さは、バラした甲斐があるというものです。
あとはフロント周りをやれば、一通りは終了かな?
そろそろ乗ってみたいですねー。