「少しバイク減らさなきゃなー」という、知人の呟きを聞き逃さなかった自分は、
「だったら、アレ譲ってくださいよ!」
と大アピール。
そして、待つこと2年…(笑)
ついに我が家にやってきました!いやっほう!
SUZUKI DR-Z125L、2003年式のコンペモデルです。空冷4st単気筒125ccは、シンプルなSOHC2バルブ。決してパワーがあるバイクではありませんが、乗ってヨシいじってヨシという、自分にとっては完全に『大人のおもちゃ』です。
自分がお遊びで乗るのもいいんですが、昔一緒にレースに出ていたリターン組や、これからオフを始めてみたいお試し組にもピッタリなので、一台手元に置いておきたく、ずっとこの手の車輌を探していたんですよね。N尾さん、ありがとうございます!
サイズ的に息子も興味津々。
といっても、乗ってみたいわけではなくて、単に跨ってみたいだけ。実は、レーサーの排気音が怖いんだとか。おい、自分の息子がそんなんでどーするよ…。(^_^);
当然、まずはバラすところからスタート。
なりは小さくても、スタンドアップするとやっぱりレーサーっぽいです。うーん、満足。
サイレンサーは、軽量なWhiteBros製のアルミスリップオンに交換済。
歯切れの良い音が、その気にさせますね。
そしてこのバイク、実は前後サスペンションをモトクロッサーRM80のものに交換してあるんだとか。フロントは三つ叉から交換されていますが、リアショックはそのままポン付け。これだけで随分性能が変わります。何れにしても『エンジンより車体が勝ってる』というのは、振り回す楽しみがあって良さそうです。
引き渡しの時、前オーナーいわく『キャブがちょっとおかしい』とのこと。
確かに始動性は決して良くなかったし、回転の下がり方も遅すぎます。
となれば、まずはバラしてチェックしてみるしか。
一通り、ジェット類も外して、パーツクリーナーとブラシでオーバーホール。メインジェットはノーマルよりワンランク濃いめの#105が付いてます。恐らくは、スリップオンサイレンサー用の対策かな?
フューエルコックをオンにして、サイドスタンドで傾けた際にガソリンオーバーフローを起こしていたので、フロートレベルを確認。いくらモトクロッサーの前後サスを組んであるため、車高が上がっているからといって、その程度で漏れてちゃさすがに困る。
サービスマニュアルによると、A寸法は18.9mm±1mmだとか。おいおい、15mmくらいしか無いじゃないですか。
とりあえず基準値に調整。
そして、キャブを車体に戻した時に、気付いちゃいました。
「あれ?ちゃんとインシュレーターに嵌ってなかったんじゃね?」
そう、実はエンジン側のインシュレーターに、キャブのマニホールドが半分くらいしか入っていなかったという事実が判明。とすると、原因は「二次エアの混入」だったわけですね。なんだかなー。
キャブをちゃんと組み付けて、エンジン始動。あらら、あっさり掛かるようになったじゃないですか。(^_^);
アイドリングスクリューを調整すると、スロットル操作に対してエンジン回転がちゃんと付いてくるように。とりあえず一安心です。
実際に乗り出すには、ちゃんと手を入れたいところがたっぷり。
しばらくはこれで遊べますね。楽しませていただきます。(^_^)