昨年末、縁あって我が家にやってきたCRF150RⅡ。
実は最初からイジり尽くされていたので、自分が手を入れる余地が無くてちょっと手持ち無沙汰だったりして。
いえ、贅沢な悩みではあったんですけどね。
そんな中で良いお話をいただき、嫁いでいく事になりました。
短い付き合いでゴメンなー。
で、ついでにあれこれ処分したタイミングで、「これは!」と一目惚れなバイクが現れてしまいまして…
それが『KAWASAKI KLX230R』。
自分にとって、『'92 KX125』『'02 KX100』に続く、カワサキのオフロードレーサーです。
馬力も19psと、それだけを見てしまえば大したことは無いのかもしれませんが、
何が素晴らしいって、欧州の排ガス規制“EURO 5”が迫るこのご時世において
<KAWASAKI HPより>
まさか、新設計の“空冷単気筒の2バルブエンジン”が登場するとは!
(もちろん“セル付き”)
公道仕様車となる『KLX230』と同時開発ゆえ、現状の“EURO 4”規制をクリアするため、当然“フューエルインジェクション”採用です。
<KAWASAKI HPより>
その公道車に対しコンペモデルの『R』では、あえて“バランサー”を廃し、“スイングアーム”もアルミに材質変更。
そのあまりに真摯な造りの良さに、巷では
「カワサキのくせに(こんなにしっかりと造り込みやがって)!」
と逆にディスられているとかいないとか。
<KAWASAKI HPより>
“232cc”とフルスケールから敢えて抑えられた排気量ゆえ、一見コンパクトに見えますが、
運動性能を重視した車体は、“925mm”となかなかのシート高だったりします。
それでも、公道仕様から“19kg”と大幅に軽量化されていることから、取り回しに不安は皆無。
一度、河原のミニコースで乗ってみましたが、なかなかどうしてパワーも十分。
全体のパッケージでみるとサスペンションに若干不満はありますが、これは“そういうバイク”じゃありませんからね。
むしろ小回りの利く素直なハンドリングと、ツキの良いエンジンは懐も深く、シチュエーションによってはレース車である『KTM250EXC』を凌駕することも十分あり得るかと。
これからじっくりと自分好みの色に染めつつ、長い付き合いになりそうな予感です。
いや、これ“ヤバい”ですよ。楽しすぎて。