内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

CT125との日々【その3】

最近仕事がちょっと忙しすぎて、ココロがちょっぴり疲れてきていた自分。

ここはアタマを空っぽにして、ひとっ走りするとしましょうか。

 

昨日までの“夏日”な気温は何処へやら。

朝からどんよりと肌寒かったので、ついつい出発が先延ばしに。結局家を出たのは8時半ごろでした。

となると、あまり遠くまでは行けないなぁ…と向かった先は、

我が母校。(神奈川県厚木市

大学2年から卒業までの間、キャンパスのすぐ近くで一人暮らしをしていたこともあって厚木はもはや“第二の故郷”。

今の自分を形作っているのはほぼこの4年間だと言い切れるほどに濃密な学生生活を送れたのは、

当時所属していた“モーターサイクル部”での仲間との出会いがあったからです。

休日のガレージに部員たちの姿はナシ。

自分なんて用のない時は必ずと言って良いほど部室かガレージにいたもんです。

そして、何泊したか数え切れないほどの時間を過ごしたクラブハウスのプレハブも、ついに撤去されてしまった様子。

もちろん今はもっと立派な部室棟があるのですが、ここにあった部室は自分が1年の時に完成し、部員総出で引越しをしたんですよね。懐かしいなぁ。

と、ついついノスタルジーに浸ってしまうのは、歳を取ったせいということにしておきましょう。

 

ここは厚木市飯山。

宮ヶ瀬への入り口ですから、もちろん向かうでしょう。

それにしても今日は本当に寒い…。

あまりの寒さにたまらず、リアボックスに雨用としてしまっておいた『防寒テムレス』を引っ張り出したあげく、更にはレインコートまで着用してしまったほど。

清川村に入り、土山峠を登り切ったところで目にしたものは

「うお、まじか」

いや、いくらなんでも寒すぎるだろ。4月ですよ?

通り過ぎたところで振り返ってみれば、ああそういうことね、と。

ビックリするので、早めに直していただけると助かります。

 

まだ時間が早かったので、ビジターセンターを通り過ぎてちょっと寄り道を。

宮ヶ瀬ダムによってできた“宮ヶ瀬湖”に架かるこの橋、その名も

『虹の大橋』と言います。

学生当時はまだダムはできておらず、この橋から下まではかなり高さがありました。

そのため“自○の名所”なんていう不名誉な呼び名もあったほど。

今では欄干の手前にさらにフェンスが増設され、“虹のイラスト”まで描かれちゃってる始末。

現在ではお台場エリアのアイコンともなっている“首都高の大きな橋”があったりしますが、

ここが“元祖”『レインボーブリッジ』です。

異論は認めません。

 

余談ですが、昔、自分と同姓同名のロックシンガーの方がいらっしゃいました。

おっと、こっちじゃない。

 

この方です。

すでにお亡くなりになりましたが、生前“東日本大震災”のチャリティー石巻に訪れた際にこんな言葉を遺しました。

「“石巻”の石はロック、巻はロール。英語にするとロックンロールだ。」

それを聞いて思いました。

「この人、“天才”だな」

 

閑話休題

ビジターセンターの駐車場が“有料”化されて久しいので、

バイク乗りの皆さんはその先の“鳥井原園地”に大集合。

この寒いのに、よくバイクなんかで来ますよね。(オマエモナー)

 

少し早いですが、ビジターセンターまで戻り、久しぶりのあの店へ。

ダム湖ができるずっと前からこの地にあるログハウスレストラン『びんずる』です。

いや、何年ぶりだろう。少なくとも10年じゃ効かないほど久しぶりに来ましたよ。

昔から何度食べたかわからない『豆腐ステーキ定食』と随分悩みましたが、

なんとなく肉が食べたかったので『豚バラあぶりのっけ飯』にしてみました。旨し。

 

腹が満たされて人心地ついたので、寒さに負けず走り出しましょう。

こっちのルートも久しぶりだなぁ。

実家から通っていた1年次は、学校帰りに毎週必ず通っていた道。

当時はまだダート区間も残っていて、数々の林道の起点ともなっていた県道70号です。

ダム完成とともに閉鎖されてしまいましたが、道沿いには全日本選手権も開催された『宮ヶ瀬トライアルパーク』もありましたね。

右の道が『唐沢林道』。

今ではこの先にしっかりゲートがありますが、こんなところを先輩方と時には一人で昼夜問わず走り回っていたのですから、充実のキャンパスライフ(?)だったと今でも思います。

 

途中にある名水“護摩屋敷の水”は、今日も給水の人で大賑わい。

今度は自分もシングルバーナーとコーヒーセットを持ってくることにします。

 

そして、頂上のパーキングにて。

ヤビツ峠、漢字では“矢櫃峠”と書きます。

今ではすっかりチャリダー…って言うと北海道あたりを自転車で旅している人みたいになっちゃうので、“サイクリスト”の聖地みたいな感じになってます。

 

バス停横の階段を登り、大山方面への登山道に入っていくと

いつの間にやら、こんなオサレな建物が。

二年前に秦野市が建てたんだそうです。

4月なのにストーブの焚かれた店内に納得の外気温。

せっかくですので、一息つきましょう。

 

で、ここから家まではノンストップ。

秦野中井から二宮へと南下し、一路海へ。

そこからは国道134号をひたすら東進すればあっという間に我が家です。

 

あれ、思ったより走ってたな。

15時前には帰宅していたので、6時間半のショートトリップ。

神奈川県内だけでこれほど変化に富んだルートを走れるんですから、なかなか充実のプチツーリングでした。

今度はもう少し暖かい日に来るとしますか。