内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

XR250 レストア日記【その1】

f:id:furasora:20210224004226j:plain

23年ぶりに自分のもとに還ってきた『HONDA XR250』。

いや、ここからは愛着を持って、あえて“型式”である『MD30』と呼ぼう。

f:id:furasora:20210225222334j:plain

ちなみに、同型のXRにおけるコンペティションモデル『XR250R』の型式は『ME08』

この呼び名もこの後何度も出てくると思う。

必ず試験に出るので、これは覚えておいた方が良いだろう。(ウソ)

 

さて、まずは長旅から還ったのだ。

f:id:furasora:20210224004256j:plain

ゆっくり“ひとっ風呂”浴びるがいいさ。

f:id:furasora:20210224004237j:plain

サクッと外せるものは外して洗う。

結果として、これが一番効率が良いのだ。

 

洗剤は油分にも強い『ALL-ONE』を、今回は希釈率をあまり下げずに使う。

f:id:furasora:20210224004151j:plain

高圧洗車とブラシ、スポンジを併用して、ひたすら根気よく…。

 

f:id:furasora:20210224004204j:plain

フレームがここまでキレイになれば満足。

これでも見る人が見れば、今回の手抜き度合いがバレてしまうのだけど。

f:id:furasora:20210224004307j:plain

外して洗った外装もこんな感じ。

染み込んだ汚れはどうにも落とし切れなかったが、まあ良いでしょう。

f:id:furasora:20210224004318j:plain
f:id:furasora:20210224004329j:plain

それにしても、このフューエルタンクのコンディションの良さと言ったら!

メインフレームに接していた部分は、振動で塗装が剥げて錆びてしまってはいるものの、

タンクキャップ周りの“フロリダブルー”の艶っぽさと言ったら、もうヨダレが出そう。

f:id:furasora:20210224004245j:plain

そして、タンク内部もこの美しさ!(これは洗車前の画像)

全ては後輩・Sくんが大切にしてくれていたからに他ならない。

心からどうもありがとう。

 

f:id:furasora:20210224004340j:plain

一旦途中まで仮組み。

 

さて、これからのレストア方針ですが、

「あまりやりすぎない」

方向で考えています。

キレイに直すのではなく、実際に思いっきり乗ることを前提として“機能重視”で組み上げていこうかな、と。

f:id:furasora:20191002184120j:plain

先輩から預かっている『'92 CRM250R』のように、オリジナルにコダワってキレイに仕上げるのではなく、

“ノンオリジナル”でも良いから、乗って楽しく壊れにくいバイクを作っていこうと思います。

 

実際、MD30はオフロード走行が本当に楽しい!

自分の1996年式はショートスイングアームでホイールベースも短く、ヘッドライトレンズが樹脂製のためフロント周りが軽いのが特徴。

レーサーであるME08と同時開発されたMD30の中でも、最初の2年間だけがこの仕様となっています。

そのため、高速走行では時にフワフワする場面があったりするんですが、ひとたびダートへ持ち込めばタイトにくるくると向きを変える、素晴らしくコントローラブルな車体だったりします。

ゆくゆくはこのバイクでエンデューロレースにも出てみたいと思っているので、耐久性・整備性も重視しながら試行錯誤していきたいと思います。

うーん、早く走りたいなぁ。

【つづく】