乗り出し前の最後は、以前『SD04』で愛用していたパーツを移設します。
まずは、我が家にあるクルマ・バイクには何かしら装着されている、NGC-JAPANさんの『アーシングヘルパー』。
効果のほどは“過去記事”を見ていただくとして、
「シャキッと乗り味が洗練されて、走りがとても気持ち良くなる」
という官能性能の向上が一番のメリットではなかろうか、と。
『SD04』とアーシングポイントは一緒なんですが、
自分が乗っていた前期型('16-17モデル)と異なり、エリーパワーの『リチウムイオンバッテリー』に変更された'18モデル以降ではバッテリーの搭載向きが90度違っています。
そのため、'16モデルにあった、奥まった位置にあるバッテリーのマイナスターミナルからの“移設アースポイント”が無くなりました。
そのため、ケーブルルートが簡略化され、少し長さが余ることに。
アーシングポイントは、
【クランクケース】左ケースカバー
【エンジン(左側気筒)】ウォーターポンプカバー
【エンジン(右側気筒)】カムチェーンテンショナー
そして、バッテリーのマイナスターミナルです。
もちろん、プラス・マイナスのターミナルボルトも“魔法の白いネジ”に交換します。
次に、LANDMASTERさんの『パワーエミッター1』。
こちらの会社がリリースしている『オービトロン フリクション フリー システム』シリーズの商品は、先ほどのNGC-JAPANさんと同様、
「エンジン付きの乗り物における、静電気が及ぼす影響」
に着目したもの。
それぞれにアプローチは異なりますが、LANDMASTERさんはレースフィールドからのフィードバックを通じて、より“性能向上”に重きを置いた商品を開発されています。
そして、この『パワーエミッター』シリーズは、取付場所を選ばないという点でも優れており、自分は“ラジエターのウォーターホース”に巻きつけるようにして使用しています。
そして、PRO-TECTAさんのタイヤ空気圧モニター『エアモニ』。
バルブキャップの代わりに“ワイヤレスセンサー”を取り付けることで、
リアルタイムにタイヤの空気圧と温度がモニタリングできる商品です。
以前の『SD04』はタイヤチューブを使用するタイプだったので、スローパンクや空気圧減少によるリム打ちパンクなどを未然に防ぐために装着していました。
今度の『SD10』、『Adventure Sports』ではチューブレスリムが採用されているのですが、タイヤの空気は知らず知らずのうちに少しずつ減っていくもの。
それゆえ、『エアモニ』に対する依存度は非常に高く、特にロングツーリングにおける安心感への寄与から、絶大な信頼を寄せている商品です。
ただし、この取付場所はハンドガードに干渉しそうなのでNG。改めて検討したいと思います。
最後に、CAMEL ADV PRODUCTS製の『キャメル トゥ サイドスタンド』です。
交通事故の後遺症で足が高く上がりにくい自分は、特にビッグオフではサイドスタンドを出した状態でバイクに乗車しています。
以前の愛機『SD04』のサイドスタンドは、軽量化と意匠を兼ね備えた“アルミ製”。
非常に軽くて美しいのですが、スタンドをかけた状態またがると実際にしなっているのが分かるほど。
「ホンダがテストを繰り返して採用したパーツだから、絶対に大丈夫!」
と信じてはいるのですが、フルパニアの状態で子供とタンデム…となると、そのしなりっぷりは少々心臓に悪いものがありました。
そんな中、神奈川県厚木市のパーツショップ『BONSAI MOTO 』の店主“T川さん”から、
「そんなアナタにいいパーツ、アルヨー」
とオススメされたのがこれ。
スチール製のゴツい作り。これだけでもう安心感倍増!
実際、このスタンドでフル積載して跨ってみたところ、一切ビクともしません。
接地面もノーマルとは比べものにならないほどに広く、キャンプ場に乗り入れても安定感バッチリです。
『SD10』からサイドスタンドは“スチール製”となり、接地面も少しだけ拡大されましたが、
自分の『<S>モデル』において、停車時にの傾きが少々大きいことに気付きました。
比較してみると、少しばかりCAMELスタンドのほうが長いこともあり迷わず交換。
長さもバッチリ!そして、この安定感ですよ!!
取付部は以前のものから変わっていなかったので、長さが“スタンダード用”のものは『<S>モデル』にそのまま適合します。
ただし、'18-19モデルの『Adventure Sports LD』(ローダウン仕様)用と思われる“-25mm”のタイプのものが『SD10』標準車に適合しているかどうかは当方では未確認です。
詳しくは、輸入元の『BONSAI MOTO』さんに確認してみてください。
ここでご紹介したのは、自分は『SD04』で愛用していた信頼性のあるパーツばかり。
引き続き、『SD10』でのバイクライフをサポートしてくれることでしょう。
これにて、“納車整備”は終了。
あー、早く走りに行きたいなぁ。
(おわり)