少し間の話で恐縮ですが….
年明け早々の土曜の夜、とある新年会に出かけました。
10年ほど前からお付き合いのあるキャンプイベントからのお誘いで、小さい頃からキャンプに同行していた娘と今年も一緒に参加です。
美味しい料理に舌鼓を打ち、イイ感じにアルコールが回ってきた頃、(自分はドライバーなのでノンアル)
昔からお世話になっている“キャンプ女子”Aさんに声を掛けられました。
この方、最近はオフロード遊びのほうでもいろいろとお世話になっていたりします。
年始の挨拶もそこそこに、Aさんから突然のお願いが…。
「あのー、内田さんの『アフリカツイン』、あたしに売ってください!」
「は?」
もう、なんて返して良いのか、頭の中は真っ白。
しかし、あまりに脈絡のないその申し出に、唖然とするほかありません。
いやそもそも誰にも売るとか手放すとか言ってないし。
何でも、
最近、オフロード遊びが楽しくて仕方がない
↓
でも、キャンプもツーリングもしたい。
↓
あ、“ビッグオフ”って選択肢があるじゃん!
↓
そういえば、昨年末のキャンプに来ていた内田さん、“アフリカツイン”乗ってたな
↓
あいつ、いつも整備やら洗車ばかりしているから、程度は良さそうだ
↓
よし、譲ってもらおう!
(大体こんな感じ)
というストーリーが、Aさんの頭の中での構築されたとかされないとか。
それにしても、あまりに突然の話過ぎて、自分の頭の中が整理できていません。
確かに“新型アフリカツイン”が発売されたとはいえ、そもそも自分は乗り換えを考えてはいなかったのですから。
後日、改めてAさんから連絡がありまして。
「あの話はマジです!酔って絡んだわけじゃないです!」
(大体こんな感じ)
予め断っておきますが、今の愛機“SD04”への愛情が薄れたわけではありません。
でも、新型の『CRF1100L(SD10)』が全く気にならないと言ったらウソになります。
大切に乗っていたバイクだけに、目の届くところで大事に可愛がってくれるのであれば…。
(もちろん、「新型に乗ってみたい」という自分の欲求もアリマス)
そして熟慮の末、Aさんの申し出に応えることにしました。
キャッキャウフフな感じで、ヘルメットを抱えてバイクを取りに来た“Aさん”。
サスやシートの調整で何とか足付きを確保し、嬉々として乗って帰られました。
思い返せば2015年の12月、“アフリカツイン”というブランドネームが復活するという事だけで、現車も見ずに注文。
そして、2016年2月。“しどき”で行われたメディアローンチに、あろうことか素人の自分が招かれ、いち早く新型アフリカツイン『CRF1000L』に試乗させていただきました。
そこでの開発陣の方々との出会いは、以後の自分のバイクライフに大きな影響を与える結果となりました。
今でも関係者の皆様には、ただただ感謝の想いしかありません。
その年の9月、北軽井沢にある“アサマレースウェイ”で開催されたファンミーテイング『RIDE AFRICATWIN』を経て、さらに多くの“アフリカ・フレンズ”との繋がりが出来、今に至ります。
そのような多くの繋がりを自分にもたらしてくれた『CRF1000L AFRICATWIN』に、改めての感謝を。
そしてまた、Aさんの下で元気に走り回っている姿に出会えることを楽しみにしています。
しかし、自分にとっての「アフリカツインとの時間」は、これで終わりではありません。
まだまだ続きます。続くのです。