ハンドル回りを一新して、見た目はもちろん、ポジションもレーシーになった我が家の“くまきち”。
しかし、そのルックスと引き換えに失ったものが一つ…。
「微振動が止まらない」
元々、クロスカブにはかなり重めの“バーエンドウェイト”が付いていたんですが、
ハンドルをZETAの『スペシャライズドバー』に交換したことで、純正ウェイトが併用できなくなっていました。
でも、最初はそれほど振動は気にならなかったんです。
しかし、その後“ハンドガード”を付けたところで、グリップに伝わる振動が激増。
クローズドタイプのガードを取り付けたことで、振動の逃げ場が無くなってしまったのでしょう。
110ccあるとはいえローギアードのクロスカブですから、巡航時にもそれなりにエンジンが回っています。
そのため、グリップに伝わるこの振動を、ずっとガマンし続けるのかと考えたら…
「耐えられん!」
ということで、インサートタイプの“ハンドルウェイト”をゲット。
今回は現物合わせということで、POSH Faith『ヘビーウェイトナット』をチョイスしました。
これはウェイト自体にM8のタップが切られているので、
ハンドガードのバーエンドボルト先端に固定できるのではないかと!
仮組みしてみるとこんな感じ。
一応ナットを噛ませて緩み止めにします。もちろんネジロック剤は併用で。
ハンドルバーに差し込んでみると、
「あれ?奥まで入らない…」
検証したところ、ハンドルバーに空けられた穴から内側に突き出た“スイッチボックスの回り止めのダボ”が、ウェイトの侵入を妨げている様子。
さすがにダボを削り落とすのもなー、ということで、
“バーウェイト”をカットします。
これでどうよ!?
「えー、今度はこっちー?」
ネジコミ式のバーウェイトの緩み止めとして仕込んだナットの角が、ハンドルバーに干渉…。
こうなったらチカラワザです。
「ウィーン!」
もはや取り外すことなど考えていません。知りません。
「これでどうよ!?」
ホッ。(汗)
見た目は変わらぬままに、ハンドルウェイトを仕込むことに成功しました。
早速乗ってみると、
「確実に振動は減ってます!」
片側たった135g。しかもカットしてしまったので100g足らず…?
それでもウェイトの効果が確実に感じられました。
さすがに純正のような“無振動感”には及びませんが、ルックスとの両立が図れたことで自分的には満足度高し!
これぞ“改良”というところですね。