内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

バッテリー、あがりました。(ToT)

新年、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。m(_ _)m

全くネタが無かった訳ではないんですが、やはり“日高ロス”は否めず、ついつい筆をさぼりがち。
今年もユルいペースで更新していきます。

さて、年末は小さいオフ車のほうを構いがちなので、なかなか乗ってあげられなかったアフリカツイン。
年も明けたし、休み中に少しは乗るかなー、と引っ張り出してセルボタンをON!

「キュル、キュル、キュルッ、キュ…ルッ、キュ……ルッ、カチカチカチカチ…スターターリレーの音)

はい、ご臨終。(ToT)

まあ、新車購入から2年8ヶ月。
よく働いてくれました。お疲れ様です。

とはいえ、このまま放っておくわけにもいきません。
動かないバイクは、ガレージの場所を取るだけの『デカい置物』。
すかさず、いつもの『港南区日野のバイク用品屋さん』に電話です。
注文後、すぐに頼れる店員“T見さん”から折り返しの連絡がありまして、

「在庫ありましたー」

もうね、頼れ過ぎです。いつもありがとうございます!

翌日、引き取ってきたのはコレ。
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最近、スポーツバイクやオフロードのレース車でも純正採用されるようになった、『リチウムイオンバッテリー』。
これの特徴である『小型で軽量』と『自己放電量の少なさ』から、通常の鉛バッテリーからのリプレイスとしても注目されています。
さらにSHORAI社のそれは、より安全性を高め優れた始動性を発揮することが特徴。
その分、お値段は他社よりも少しお高めかもしれませんが、安心して長く使えるのであればこちらを選ばない理由はない、という判断です。

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自分の’16モデルに純正採用されているYUASA『YTZ14S』のリプレイスとして適合する、SHORAI社のバッテリー型番は『LFX19A4-BS12』
ちなみに、CRF1000Lも’18年モデル以降は、HRCのテクニカルスポンサーでもあるエリーパワー社の『リチウムイオンバッテリー』が純正採用されています。

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CRF1000Lのバッテリーは、シリンダーの真後ろにあります。
車体左側、車載工具ボックスを取り外した奥ですね。
パラレルツインであるCRFエンジンのメリットを生かし、マスの集中化にも貢献しているわけです。

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で、このバッテリーがまたデカい!
樹脂製のバッテリーキャリアごと手前に引き出す構造なんですが、クラッシュガードを装着している自分のバイクでは、そのままではバッテリーが取り出せません。
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なので、ガードパイプ後部のフレームクランプを外し、力技で押し下げつつ、バッテリーキャリアを何とか引き出すことに成功。
バイクがバイクだけに、この位置にガードつけてる人も多いと思いますし、種類によっては完全に取り外さなくてはダメかもなのでご注意ください。

バッテリーキャリアを引き出す前に、
 ・まずキャリア右側にあるマイナス側端子の延長コードを止めているボルトを外す
 ・少し引き出したところで、プラス側端子のボルトを外す
ここまでやって初めて、バッテリーがフリーな状態になります。

SHORAIのバッテリー、手で持ち上げただけで十分に軽さは体感できますが、実際のところはというと、
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なんと、たったの“1.1kg”!
いやー、これは軽い!

ちなみに、純正のYUASAは、
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“3.8kg”…うん、まあそんなもんです。
つまり、交換するだけで2.7kg軽量化”できてしまうという、恐るべき効果!
自分がそれだけ減量するのはどれだけ大変なのかを考えたら…自分はもう迷わずバッテリー買いますね。間違い無いです。

外寸サイズの比較です。
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高さだけ約35mmほど小さくなります。
このままではバッテリーキャリア内で本体が遊んでしまうので、
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隙間を埋めるために、付属するスポンジゴムでサイズ調整する必要があります。
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今回はこの厚手のものを2枚使用。
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また、SHORAIのバッテリーは、端子自体にナットのネジが切られています。
これは取り付けの際にラクですね。

ただ、ここで一点注意が必要で、
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純正のYUASAの端子に合わせた、マイナス側延長ケーブルに施された回り留めのおかげで、SHORAIバッテリーの端子ネジ位置に合わず。
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ここは、プライヤーとハンマーで回り留めを平たく伸ばしてあげる必要があります。

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これで無事にバッテリーキャリアにセット完了。

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再び、ガードパイプを力技で押し下げながら、バッテリーケースにキャリアを挿入。
押し込みきる前に、プラス側端子を嵌めるのを忘れずに。
これで交換終了です。

セルボタンを押したところ、クランキングの勢いも良く問題なく一発で始動!
これでまた安心して乗ることができます。

メリットも多いSHORAIバッテリーですが、「サルフェーション除去」モードのあるバッテリーチャージャーが使用できないことから、専用のチャージャーを用意したほうがよさそうです。
ただ、常に補充電を必要とするものではなさそうなので、万が一のために、ということですね。
そのうちに購入したいと思います。

さて、大幅(?)な軽量化を経て、早速乗ってみました。
なんてったって“2.7kg減”ですよ、奥さん!(誰?)
そりゃもう、随分とフィーリングが変わるに違いない!

…と思ったんですが、全くと言っていいほど分かりませんでした。(汗)
まあ、バッテリーはほぼ重心位置にあるパーツですからね。
逆に重いがゆえに、最初からマスセンターに配置することで、操縦性への影響を少なくしている、とも言える訳で…。

サイレンサーボディのように、重心から離れたパーツと違って、体感するのは難しいかな?
それでも、車重はきっちり減っている訳ですから、これはもうヨシとします。