内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

やっぱり“爺ヶ岳”【その1】

去る6/10JNCC Rd.5『ジョニエルGが、今年もXCの聖地『爺ヶ岳スキー場』を舞台に開催されました。
 
今回で4回目となる爺ヶ岳でのレース。
走るたびに自分に課題を残しているように思いますが、それでもJNCCじゃないとこんなダイナミックなコースは走ることが出来ないのですよ。
 
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今年の相方、“ヒジオさん”
GASGASをこよなく愛する、我らが8時間パワーエンデューロ』のコースマーシャルです。
どうやら自らがレースに参戦するのは、なんと10年ぶりくらいとのこと。
とはいえ、走破力はモトパワーレーシングでもピカイチ。ある意味、完走はデフォルトでしょう。
 
ちなみに、なんで“ヒジオさん”なのかは、ご本人にお確かめください。(笑)
 
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今年も長野道・みどり湖PAまでわざわざ激励に来て下さった、辰野在住のH先輩。
我が家で絶賛レストア中の『CRM250R』のオーナーです。
毎年美味しいお酒を差し入れていただき、ありがとうございます!
 
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午前中のうちに無事到着。
昨年と打って変わって、今年は最高の天気に恵まれました。
バイクを下したら試乗会まではやることがないので、プシュッと喉を潤してから優雅に昼寝です。
 
イメージ 4【by MFJ】
試乗会で楽しみにしていたのは、ケンジ監督(元ヤマハMXレーシングチーム監督の鈴木健二氏)の本番車であるYAMAHA YZ125X
エンジンにYZ125のパーツを一部使っていたりするのは監督好みの味付けなんでしょうが、一番の目玉は、開発中のKYBのエアフロントフォーク』
ノーマルでは金属バネのところを、圧縮空気をスプリング代わりにしたフロントフォークに換装してあるんです。(リアもSpl.サスが付いてました)

モトクロッサーでは数年前から市販車にも採用されている技術ですが、エンデューロレーサーでの採用実績はゼロ。
今回のKYBのエアフォークは、後付できる『キットサス』として市販が予定されているものであり、その開発をケンジ監督が担当しているというわけです。
それにしても、レース前日に自身の本番車を試乗車として提供しちゃうところがスゴイ。エアフォークを含めて、仕上がりに対する自信の表れなんでしょうね。
 
(実は、翌日のレースではこのYZ125Xではなく、4日前に発表されたばかりの『'19 YZ85LW』を電撃投入。ニューエンジン・ニューシャシーでフルモデルチェンジされた渾身の新作とはいえ、ミニモトでCOMPクラス総合5位入賞という…この人、どんだけバケモノなのかと)
 
で、その気になる『YZ125X spl.』ですが、確かにエアフォークによるフロント周りの軽さはすぐに分かりました。
とにかく軽い!フロントが少し浮いたまま走っているかのようで、ギャップや石の衝撃をほとんど感じさせないほどです。
ガレ場やウッズでは、乗り心地が良さそうですね。
でもこれ、自分にはちょっと慣れが必要かなー、と。
自分は以前乗っていた『YZ250FX』も含めて、KYBの金属バネが生み出す接地感が好きだったんですよね。
フロントに信用が置けないと安心して攻められない自分としては、すぐにこの新しい道具を使いこなすのは難しいな、と感じた次第。
もちろん、疑うべくもない確かなものですから、使い方を覚えてしまえば最高の武器になると思われます。
エンジンの味付けについても、シリンダーヘッドをYZ125に換えて圧縮を高めてある『監督号』はより高回転向けになっているようで、低速の粘りはノーマルのYZ125Xのほうが好印象。
つまりは、今の自分にとっては「ノーマルのほうが安心して攻められる」という、申し訳ない評価でした。(ケンジさん、ごめんなさい)
 
とはいえ、国内メーカーがグレードアップパーツを用意してくれるのは素晴らしいことです。
海外メーカーの125ccエンデュランサーと比べると、YZ125Xとの価格差は3040万円も違う。
確かに、それだけの戦闘力やいい部品が付いているんでしょうけど、恐らくは後付のキットサスを購入してもYZのほうが安いかもしれません。
そういう楽しみを国内メーカーが拡げてくれるということは、少しだけこれも一つの『文化』になりつつあるのかな、と思ってみたりもした次第です。
ちょっとばかり考えが飛躍してしまいましたけど。(苦笑)
 
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試乗会と並行して、自分のバイクでも試走します。
標高が高い爺ヶ岳ということもあり、キャブレター車のセッティング確認のために試走時間を取ってくれているんですよね。
これ、とてもありがたいです。
自分はキャブを『ケーヒンPWK』にコンバートしており、キット開発者の鈴木オートさんからは
「対応範囲は広いから、多分ベースセットのままでイケルイケルダイジョウブ」
と言われていたので、その確認のため。
なんといっても、メインジェットの番手が『#180』ですからね。これだけ標高が高くて、梅雨時であるならば、2~3ランク薄目に振ってもおかしくありません。
 
で、実走。
やはり開け初めで濃さを感じますが、そこを越えてしまえばもたつきもなくスムーズに吹け上がってくれます。
しかも、PWKコンバージョンキット』ならではの、弾けるようなパワー感は健在。
ふかふかの路面での上りということもあり、遠慮なくワイドオープン。やっぱり気持ちイー!
 
そして、今回投入したもう一つの目玉、MondoMotoさん『ローダウンサスペンション』
これがまた最高でした!
ギャップの吸収性を犠牲にすることなく、さらにコーナーでは路面に吸い付くように曲がってくれます。
ほんの30mm地面が近くなっただけなのに、このフレンドリーさは正に目から鱗
いやー、もっと早くやっておけばよかった…と後悔するほどでした。
まあ、ノーマルで1年乗ったからこそ、この違いに感動できたんでしょうけどね。
 
魔法のキャブとサスを得て、自分のテンションは激上がり。
明日のレースが楽しみでなりません。
 
試乗会後の前日受付を済ませたら、夕飯を食べに大町市街へ戻ります。
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お目当てはもちろん『カイザー』
これを目当てに爺ヶ岳にエントリーしているといっても、過言ではありません。
こちらの名物は、鹿肉を使った料理。
過去2回は『鹿カツ』と『鹿メンチ』だったので、今回はもう一つの名物でもある『チーズハンバーグ』でキマリ!
…でも、やっぱりコクのある『黒カレー』も食べたいなぁ。
と悩んでいたら、
「載せられますよ?」
という店員さんの神の声が降臨。
 
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感謝!
そしてウマー!間違いなくウマー!!
しかし、ご飯の量が半端ない…苦しー。
 
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相方のヒジオさんは、限定メニューの『黒部ダムカレー』をチョイス。
いやヤバいでしょ、この量は。(汗)
お互いにヒーヒー言いながらも何とか完食。これは夜宴のオツマミは不要だな。
 
いつもの立ち寄り湯『大町温泉 薬師の湯』で汗と埃を流し、リフレッシュ。
これぞ遠征の醍醐味ですね。
 
翌日の朝ごはんとキャメルバック用の水、そしてビールを1本だけ買って会場に戻ります。
昨年は寒さに震えながらビールを飲んでましたが、今年はちょうどいい気温。
湯上りに夜風が心地よいです。
ビールを飲み切ったら、今朝ほどH先輩にいただいた日本酒『夜明け前』の出番。
これはきっちり冷やしておいたので、キリッとした辛口が冴えてスイスイ飲めちゃいます。危険。
 
前夜ほとんど寝ていなかったこともあって、互いに早々に就寝。
デリカの室内にコットを広げ、快適なことこの上なし。
明日に備えてオヤスミナサイ。
 
(つづく)