内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

懲りずに“爺ヶ岳”【その2】

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明けて日曜日。レース当日の朝は清々しい青空!
これはそこそこ気温も上がりそうですねー。
 
受付を済ませてから、パドックを徘徊。
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学生時代のレース仲間がちらほらと。
お互いに歳は取りましたが、まだバイクに乗って泥遊びしていることがただただウレシイのです。
 
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そして、横浜からも応援団が到着!
アヤシイひと達が勢ぞろい。楽しさ倍増です。
 
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昨日、現地で新品チェーンに交換したNGC
朝から遊び量の調整に余念がありません。
 
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そして、周りで見守るモトパワーレーシングスタッフ一同。
もちろん、誰も手出しせず。
そこには「愛」しかありませんでした。
 
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今回のエントラントはこの4名。
(左から順に)
O野君 with YAMAHA YZ125X
k@to with KTM 250SX-F
・自分(KTM 250EXC
NGC with YAMAHA YZ250F
 
仲間内での覇権争いに敗れると、一年後まで頭が上がりません。
そう、爺ヶ岳での借りは、爺ヶ岳でしか返せない!」のです。
昨年惨敗した自分ですが、今年は初参加のk@toのポテンシャルが不気味。彼もNGCと一緒にかなり乗り込んでますからね。

どのくらい乗り込んでいるかというと…あくまでも例え話ですが、

「入れ込みすぎたNGCが、奥様からマジで激おこされるくらい」

とでも言えばいいでしょうか。
絶対に真似できません。ええ、真似しちゃいけません。
 
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そして、いよいよFUNクラスのウェイティングタイム。
昨年、一昨年と違って、今年はゲレンデの途中から下る形でスタートみたいです。
足付き的にはこっちのほうが楽なので助かりますねー。

JNCC 星野代表の日章旗が振り下ろされ、レーススタート!
1コーナーをアウト側から無難にやり過ごし、集計ポイントをクラス30位くらいで通過できたでしょうか。上出来です。

いかんせん、コースの下見をしていないので、1周目は『コバンザメ』を決め込みます。最初のガレ場を右に折れてのショートヒルクライムは、昨年はショートカットに意識が行き過ぎて失敗の連続でしたので、今年は少し奥でターンしてからアプローチ。ここで2st250のトルクが良い仕事をしてくれます!
いや、ここは最後までノーミスでしたからね。
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最高だぜ、お前!^o^
 
しかし、今年はウッズが鬼門でした。
例年と違って1ヵ所に集約されたこともあり、これまた長い!
しかも前日の雨がたたって、横たわる木の枝(ってほど可愛い細さじゃないですけど)が滑る滑る。アンバーレンズの自分のゴーグルだと、土の色と見分けがつかず、いきなりタイヤが持って行かれる恐怖ったらありません。
1周目で右側からの直登ルートを選んだんですが、途中で敢え無く行き止まり。結局少し下ってやり直すくらいなら…と、2周目からは多少大回りになるのを覚悟で、左側からアプローチ。無難に進んでいるつもりでも、ところどころでやらかしちゃう自分。抜きつ抜かれつで、結果置き去りにされているという体たらくです。(涙)
結局、ウッズで『コンスタントに転ぶ』という、レースで一番イケてない状態でした。
 
スタートから1時間40分が経過する頃に集計ポイントにも戻ってきた自分の目に、信じられないサインボードが…
L1(あと1周)』
マジっすか。(ToT)

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いや、でもこれはもう行くしかない。
すっかりチェッカーを確信していた自分の気力を再度奮い起こし(奮い立たせるまでに至らず)、愛機のスロットルをワイドオープン!
もちろん、ギャラリーから見えている範囲だけですけど。
着実にウッズで転び、ゲレンデを下って再び集計ポイントまで帰ってきたところで、今度こそゴール!いやー、長かったなー。
 
パドックに戻ると、k@toが憮然とした表情。途中でバッテリーが上がってしまったようで、セルが回らなくなってしまったんだとか。聞けば、ウッズでエンストすると、逆に下って押し掛けしてから再登坂を繰り返していたんだそうです。よくそれで帰ってきたなぁ。お疲れ様でした。
レース後も爽やかな笑顔を振りまくNGCは、トラぶったk@toと同一周回で自分からは2ラップ遅れ。(なぜ?)昨年同様、「二度と来ない!」との名台詞は今年も健在でした。(笑)
そして仲間内トップは、ニューマシン投入のO野君!何度か抜きつ抜かれたしていたんですが、いつの間に抜かれたんだろう?と思ったら、どうやらウッズでベストラインを見つけたらしい。昨晩到着した彼も、当然下見はしていないので条件は一緒。しかも、手の内を明かさないために、ウッズ手前では自分を先に行かせるという周到さを見せられたらもう完敗です。参りました。m(_ _)m
 
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FUN-Cクラスの順位は52位。
ダメダメだった昨年よりは10位以上あがりましたが、それでも一昨年の順位は遥か遠く…やはり練習なくして上達はありません。海より深く反省するしか。
今回、前後ともに『ガミータイヤ』と呼ばれる難所用のソフトコンパウンドをチョイスしたことで、ガレ場でのタイムロスはあまりなかったはず。(速いわけではない)それゆえ、ウッズで完全に勝負が決まってしまった感じ。それでも、マシンとの相性の良さは感じられたので、これからもっと乗り込みたいと思います。
セッティングでも「もう少しこうしたい!」という方向性が見えたので、それは収穫だったかな?

でも終わってみれば、今年も楽しい遠征でした。
また来年も行くぞー。^o^
(おわり)