内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

『軽さ』は正義

とは言っても、車重の話ではなくてですね、、、
いや、まあ関係なくもないかな?

久しぶりにレース車を入れ替えました。
これも全て、娘が公立高校に合格してくれたおかげです!感謝感謝。^_^

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以前のYAMAHA YZ250FXの装備重量は114kg。(ガソリン・油脂類込)
確かに取り回しはそれなりに手応えがありましたが、乗ってしまうとあまりそれを感じないという車体設計の妙。とてもいいバイクでした。

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そして、今回のマシンはKTM250EXC。久しぶりにレース車を2stにしました。
昨年末の試乗会でも、非常に好印象だったので。(実は4stのEXC-Fとは随分と悩んだんですけどね)
半乾燥重量で100kgジャスト!という超軽量です。(ガソリン無・油脂類込)

これを装備重量に換算すると、
 タンク容量9.5L×0.74(ハイオクガソリンの比重)=7.03kg
ということで、約107kgとなるわけですね。

7kgも軽くなってしまうと、そりゃもう別物。
自分が7kg軽くなるにはどれだけ大変か、っていう話ですよ。
先日のシェイクダウンはマディ路面だったので、その軽さによる効果はテキメン。
その分、少し神経質になる部分もありますので、別の注意は必要なわけですけど。
まあ、2st250ですからね。パワーだけは持て余すほどにあるわけです。

で、ここからが今日の本題。
その有り余るパワーをコントロールするのは、スロットル操作だけでなく、クラッチで逃すことも重要ですよね。
KTMエンデューロレーサーは、ほぼ全て『油圧クラッチを採用しており、マスターシリンダーのメーカーは『Brembo』と『Magura』の2種。
自分の経験からすると、どちらかというと『Brembo』マスターの方が少し操作荷重が重く感じられるように思います。
キレ自体は申し分ないし、ワイヤークラッチと比べればそれでも十分軽いんですけどね。

で、先日ネットを眺めていたら、こんなものを見つけてしまいました。
トライアル・エンデューロで名を知られた、WISE MOTO SPORTS製の『Brembo用リターンスプリング』です!
イタリアの『BETA』製のバイクを輸入販売している会社なんですが、Bremboマスターは自分のバイクと共通なわけで…。


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ということで早速購入です!
1個420円(税別)という超良心的価格に、思わず2個買っちゃったじゃないですか。まぁ、スペアですね。

レバーを外して、プッシュロッドを抜いて、ラバーブーツを外したら、

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シリンダピストンを抜きます。
この時に、車体を垂直にしハンドルを右に切った状態で作業すると、クラッチマスターが上側になるのでフルードの漏れがあまりありません。
事実、自分はほぼエア抜きなしで組み込むことが出来ましたので、これはオススメです。

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ノーマルのリターンスプリングとの比較です。
下側がノーマル。明らかに線径が太いのが見てわかります。
巻き数自体は今回のリプレイス品の方が多いんですが、ノーマルもテーパー形状になっていたりといろいろ凝った作りをしていますね。

元どおり組み込んで終了です。取り付け自体は20分ほどでしたかね。
先に述べたように、上手にピストンを引き抜いたので、クラッチフルードの損失も少なく、少しレバーをポンピングしただけでしっかり手応えを感じられるようになりました。

まだ乗ったわけではないんですが、感想とやらを。。。

「うーん…正直あまり差が分からない…かも?」

とはいえ、あれだけ線径も違いますから、実際にはそれなりに軽くはなっていると思うんですけどねー。
いや、なっていて欲しいところ!

連休後半に一度乗りに行く機会が作れそうなので、今からその時が楽しみです!