と言っても、昔のようなピーキーさはどこへやら。
最新の2ストは、振動も少なく(これはバランサー内蔵ゆえ)、躾の良いパワーデリバリーをもつ非常に乗りやすいエンジンになりました。
それゆえ、一つの完成されたカタチとも言えるでしょう。
しかし…知人のオススメで気になってしょうがないパーツがあり、自分の頭から離れてくれません。
それがこれ。
鈴木オート『PWKキャブレターコンバージョンキット』
ノーマルのミクニのキャブは扱いやすく、自分レベルには非常に乗りやすい。
しかし、EURO4の排ガス規制対応のため、本来のポテンシャルからは去勢された乗り味に、店主の鈴木さんはガマンならなかったのだとか。
2ストのパワーアップパーツといえば、チャンバーやサイレンサー交換というのが定番。
所用があって鈴木オートに訪れる機会があり、店主とこのキットのユーザーから直接インプレを聞いてしまったらもう止まりません。
迷わずお持ち帰りです。(笑)
キットの内容は、
・キャブレターボディ:ケーヒン『PWK38』(もちろん、鈴木オートSPECIAL)
・リードバルブ:MOTO TASSINARI『V-FORCE4R』
・エンジンオイル:elf『HTX909』
・プラグ:NGK
セッティング済なので、完全にポン付けでOK。
これで一気にポテンシャル全開放やでっ!
…とちょっと待て。
せっかくだから、段階を踏もうではありませんか。
まずは、「これだけでも効果大!」と評判のリードバルブ『V-FORCE4R』に交換です。
『しゃちほこ』降臨。www
リンクレスのEXCでは、リアショックボディを下すのにこんなことしなくて済んじゃいますからね。
キットの中身は、リードバルブとベースガスケットのみ。
リードバルブ全体に被さるようにストッパーが付いています。
ってことは、リード自体が柔らかくてしなやかな素材なのかと。
せっかくノーマルのリードバルブを外すんだから、ちょっと比較。
吸気側のセパレーターが、翼のようになってますね。吸気抵抗軽減目的かな。
吸気通路自体も少し拡大されてるのかな、と。
取り付けてしまうとこんな感じ。
クラッチの油圧ホースで、リードケース横のステッカーが隠れてしまうのが惜しい。
とりあえずエンジンを掛けてみます。
レスポンス自体は確かに少し良くなっている感じ。
それ以上に、排気音が野太くなっていることにビックリ。
なんか全域でトルクアップしていそう。こりゃ乗るのが楽しみだなー。
しばらくはバタバタと忙しいので、GWに実走行の予定。
今から楽しみでなりません。