内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

PWKキャブレターコンバージョンキット【その1】

わがレース車の250EXCは、軽さとパワーの2ストロークエンジン。
と言っても、昔のようなピーキーさはどこへやら。
最新の2ストは、振動も少なく(これはバランサー内蔵ゆえ)、躾の良いパワーデリバリーをもつ非常に乗りやすいエンジンになりました。
特にこのバイクは、KTM250ccにおける最後のキャブ車の’17モデル。
それゆえ、一つの完成されたカタチとも言えるでしょう。
 
しかし…知人のオススメで気になってしょうがないパーツがあり、自分の頭から離れてくれません。
それがこれ。
 
イメージ 1
鈴木オートPWKキャブレターコンバージョンキット』
 
ノーマルのミクニのキャブは扱いやすく、自分レベルには非常に乗りやすい。
しかし、EURO4の排ガス規制対応のため、本来のポテンシャルからは去勢された乗り味に、店主の鈴木さんはガマンならなかったのだとか。
2ストのパワーアップパーツといえば、チャンバーやサイレンサー交換というのが定番。
それではなく、いい意味でどこかボケたフィーリングのミクニTMXを、ケーヒンの名機『PWKキャブレター』にコンバートする、という手法でポテンシャルを解き放つ、というのに自分は完全にヤラれたわけです。
 
所用があって鈴木オートに訪れる機会があり、店主とこのキットのユーザーから直接インプレを聞いてしまったらもう止まりません。
 
イメージ 2
迷わずお持ち帰りです。(笑)
 
キットの内容は、
・キャブレターボディ:ケーヒン『PWK38』(もちろん、鈴木オートSPECIAL
・リードバルブ:MOTO TASSINARIV-FORCE4R
・エンジンオイル:elfHTX909
・プラグ:NGK
セッティング済なので、完全にポン付けでOK
これで一気にポテンシャル全開放やでっ!
 
…とちょっと待て。
せっかくだから、段階を踏もうではありませんか。
 
イメージ 3
まずは、「これだけでも効果大!」と評判のリードバルブ『V-FORCE4R』に交換です。
 
イメージ 4
『しゃちほこ』降臨。www
リンクレスのEXCでは、リアショックボディを下すのにこんなことしなくて済んじゃいますからね。
 
イメージ 5
キットの中身は、リードバルブとベースガスケットのみ。
 
イメージ 6
リードバルブ全体に被さるようにストッパーが付いています。
ってことは、リード自体が柔らかくてしなやかな素材なのかと。
 
イメージ 7イメージ 8イメージ 9
せっかくノーマルのリードバルブを外すんだから、ちょっと比較。
吸気側のセパレーターが、翼のようになってますね。吸気抵抗軽減目的かな。
吸気通路自体も少し拡大されてるのかな、と。
 
イメージ 10
取り付けてしまうとこんな感じ。
クラッチの油圧ホースで、リードケース横のステッカーが隠れてしまうのが惜しい。
 
とりあえずエンジンを掛けてみます。
レスポンス自体は確かに少し良くなっている感じ。
それ以上に、排気音が野太くなっていることにビックリ。
なんか全域でトルクアップしていそう。こりゃ乗るのが楽しみだなー。
 
しばらくはバタバタと忙しいので、GWに実走行の予定。
今から楽しみでなりません。