オーバーホールを終えて、リアショックが帰ってきました。
ロッドにごく僅かに見られた点サビも、研磨されてピッカピカ。
全ての部品がきっちりと洗浄されています。さすがの仕事ですね。
結果的に前後サスペンションともにしっかりお世話になってしまいました。
MONDO MOTOの市川さん、今回もありがとうございました。
折角ですので、リンクベアリング、各部シャフトを再度グリスアップ。
規定トルクできっちりと組み上げました。
近所を一回り乗ってみましたが、一切の不満も不安もない完璧な仕上がりです。
さて、ここから“ちゃんと乗るため”に、自分なりに手を入れていきましょう。
画像ですでにお分かりかと思いますが、すでに2つのパーツがついています。
まずはZETAの『フレームガード』。
ブーツを履いて乗ると、どうしても踝が当たるところに擦れが生じます。
アルミフレーム車の場合は少し黒ずむ程度で済みますが、鉄フレーム車では塗装が剥げてサビてしまう可能性があります。
最悪の場合はそこから穴が空いてしまうこともありますので、ここはやはりフレームは保護しておきたいところですね。
ちなみにこの部品、残念ながらメーカー廃盤となってしまいました。
まあ、30年前のバイクですしね…。
そして『ワイドステップ』。
これはノーブランドのアルミ製なんですが、本当はここまで見た目が“やる気”なステップを付けたくはなかったんですよね。
だって、あまりに時代考証が合わないじゃないですか。
本来は同じワイドステップでも“スチール製”にしたかったんですが、いかんせんお値段がちょっと…。
まあ機能部品ということで、無理やり納得。
ここからは直近の作業です。
CRM250R用として、まだmaier製の『スキッドプレート』が入手できました。
自分はアルミ製よりもこのような樹脂製のガードの方が好みです。
軽さもありますが、石などが当たった時の音が柔かいのがイイんですよね。
アルミ製だとどうしても甲高い響く音がするので、“精神的によろしくない”という個人的な理由だったり。
またハードなレースユースでなければ、樹脂のもつ“弾性変形”の特性のほうが自分の用途に合っている、と考える次第です。
しかし、取り付けには非常に悩まされました。
このクランプをフレームに被せてスキッドプレートを固定するんですが、何度やっても座標が合わない!
バイクを横倒しにして地べたに座り込んでじっくり作業していたんですが、どうしても位置が合ってくれません。
ウォーターポンプカバー部の膨らみと位置をあわせて、タイラップで仮止めしてみたんですが、
「これ、ホントにこのバイク用?」
どうみてもフィッティングが甘いような気がしてなりません。
今度改めてチャンバーを外して、もう一度チャレンジしたいと思います。
でも、そこまでして取り付けたとして、ミッションオイル交換のたびにチャンバー外すとか…。
イヤすぎます。
また、外して構わない部品は積極的に取り外します。
これは軽量化はもちろんですが、オリジナルの部品はなるべく壊したくないからですね。
まずは“チェーンカバー”は外すでしょう。
タンデムライドや振り分け式のツーリングバッグ取り付け時などは安全性のためにも付けておきたい部品ですが、整備製を考えると外してしまった方が良いと考えています。
見た目もスッキリして良いですしね。
そして、“タンデムベルト”も外してしまいましょう。
スタンディングでの前後移動の際に、腿の内側にベルトが当たるのはやはり違和感があるというもの。
見た目もスッキリして良いですしね。(二度目)
できればもう少しシートをフラットに加工したいところですが、ノーマルシートに加工するのはちょっと勇気が要りますね。
加工用のシート、安く手に入らないかなー。
まだまだ続きます。
(つづく)