もう5年以上前のハナシになりますが、学生時代に所属していたモーターサイクル部の先輩から
「ウチにずっと眠ったままになってる“CRM”があるんだけど、動くようにしてくれないか?」
と依頼されました。
後日、軽トラで向かった先は長野県は伊那地方。
先輩の自宅で対面した“それ”は
埃まみれになってはいるものの、完全ノーマルの極上車両でした。
しかも、まだナラシすら終わっていないんじゃないのか、このバイク…。
事情があって乗れなくなってしまってから24年もの月日は経ってはいるものの、お作法通りのことを一通りすればエンジンかかるんじゃないかな、と。
そして美味しいお肉をご馳走になり、あっさり快諾。w
我が家に持ち帰り、時間をかけて作業すること約1年。
すっかり元気を取り戻した“CRM”に自分もご満悦。
とはいえ、あくまでも大切な先輩のバイクですので、たまに様子は見るもののあまり距離を重ねるのも失礼かと、大切に保管していた次第です。
で、時は流れて2023年。
ガレージ掃除のついでに、たまにはエンジンかけておかなきゃ…と燃料コックをON。
「なんじゃこりゃああ!」(古。出典元「太陽にほえろ」)
床に現れた滲みは、匂いからして間違いなくガソリン。
ということは、キャブレターからのオーバーフローかパッキン類がお亡くなりになったか…。
いずれにしても要修理です。
パーツを注文するため、ちょっと様子見がてら自走でホンダのDream店へ。
ちょっと嫌な予感がして、バイクを降りてフロントフォークを見てみると、
「おいまじか」(出典元:ゆるキャン△)
これはオイルシールがお亡くなりになったようデスネ…とほほ。
大切な預かり物ゆえに、それこそ過保護といえるほど大事に大事に保管していたんですが、それが仇になった様子。
やはり機械モノは定期的に動かして、各部に油分を行き渡らせてあげないとダメですね。
以前先輩からはオフロードでの使用も許可されてはいたんですが、あまりにキレイすぎるもんでさすがに躊躇していた自分。
もちろん、レースやアタックツーリングに使うのはもってのほかですが、これからはコンディション維持のために定期的に乗ってあげようと決めました。
そのためにもまずはきちんと不安なく走れる状態にしてから、今まで手を付けてこなかったパーツ交換・装着などでバイクを保護してから安心して乗れる車両にしていく所存です。
『CRM250R レストア日記 “シーズン2”』、本格始動です!
(続く)