コロナ渦における外出自粛を経て、ようやくナラシも終了。
いやー、ここまでが長かったですね。
でも、バイクには“ナンバープレート”が付いてるもんで、他県で声高に
「横浜から来ました!」
って宣伝して回るのはいかがなものかと。
まあ、皆さんも走りたくてウズウズしていたことでしょうし、ガマンしていたのは自分だけでは無いのです。
さて、そこそこ距離を稼いだので、心待ち(?)にしていた楽しい“オイル交換”の時間です。
まずはアンダーガードを外します。
以前の愛機であった『CRF1000L』(以下、SD04)から設計が変更され、現行の『CRF1100L』(以下、SD10)のそれは“ツーピース”になりました。
画像右の小さいほうは、新たに追加された“排気触媒”をカバーするもの。
自分のは『ADVENTURE SPORTS』なので、画像左のメインのガードも標準車に比べ、よりガード面積の大きなものとなっています。
とはいえ、ガード部品において“強度”と“重量”はトレードオフ。
車重のあるアフリカツインの腹下を安心して守るという点では、ノーマルでは少々心許ないかもしれません。
自分はあまりハードなところへ連れていくつもりも予定もありませんので、これで十分なんですけどね。
どこに線引きをするかは、乗り手の使い方次第です。
SD04同様、オイルバットを並々と満たす廃油の量にちょっとドキドキ。
これを廃油用のペール缶に移すのも、毎回ヒヤヒヤさせられます。
斜めに配された2か所のドレンボルトから、勢いよく排出されるのも相変わらず。
何度となく作業をしてきましたが、ここは本当に慎重さを要するところです。
まだうっすら透明度がありますが、
“交換できる喜び”
を味わうのがオイル交換の神髄です。
分かりますね?
今回のSD10はDCT車。
そのため、オイルフィルターが2か所に存在します。
メインフィルターはカートリッジ式。
SD04のものとは同じ部品ということで、ストックしていたものが使えてホッとしました。
そして、クランクケースカバー右前方のカバーを外すと現れるのが、DCT用のサブフィルター。
こちらはビスカス式のとても小さいもの。
「なんか見覚えあるな…」と思ったら、我が家にある『CROSS CUB110』の部品と同じじゃないですか!
これで心置きなく“大人買い”出来ますね。ラッキー♪
フィルターカバーの周囲には、か細い“O-リング”が付いてます。
『DREAM店』のメカニックさん曰く、「これは定期的に交換したほうが無難」とのこと。
カバー自体の嵌め合いが意外とタイトだったので、ここはプロのアドバイスに従うことにします。
使用するエンジンオイルは、Castrolの『POWER1 RACING』。
粘度は少々ワイドに振って、『5W-40』をチョイス。
これ、SD04の頃から継続使用してるんですが、値段の割に全然アリです。
我が家では「250cc以上もしくはレース車」には必ず“100%化学合成油”を使用するようにしています。
まあ、半分は“オマジナイ”みたいなものかもしれません。
しかし、やはりグレードの高いオイルというのはそれなりに“きちんと仕事をしてくれる”、という安心感にお金を払っているといっても過言ではありません。
全ては「転ばぬ先の杖」なのですよね。
そして、DCT車におけるフィルター交換時のオイル容量は“4.2L”。
用意したエンジンオイルは“4L缶”ですので、残りの“200cc”はというと…
やはり“コレ”、使っとくでしょう!
昔から愛用している『SUPER ZOIL』、これは添加量が“5%”で済むという“エコタイプ”というヤツです。
これを“200cc”添加することで、全容量を規定値に合わせています。
これも「転ばぬ先の…」ってヤツですね。
ドレンボルトやフィルター周りのオイルを拭き上げたら、エンジン始動。
暖気を済ませて、ディップスティック式のゲージでオイルレベルをチェックします。
バイクによっては、サービスマニュアル記載のオイル容量と実際の使用量が異なる場合もあったりします。
なので今回も、最初はちょっと少なめに入れてレベルチェックをしてから規定量まで満たしていきました。
うむ、合格。
規定値の“4.2L”でこのレベルですから、次回は最初から全量ブッコんじゃってOKということですね。
これでしばらくは安心して乗ることができます。
そうこうしているうちに“入梅”してしまいましたので、なかなか走りに行けない日々が続いています。
来月頭に開催されるイベント『RIDE AFRICATWIN』までに、もう少し乗り込んでおきたいところではあるのですが、はてさてどうなりますやら…。