夏季休暇前の最終日は、例年になく慌ただしかった。
そうはいっても、気が逸るのは避けられない。出先でパソコンを叩き、見切りをつけて帰宅した。
シャワーで汗を流し、軽めの夕飯を済ませ、メッシュのライディングジャケットに袖を通す。
いよいよ出発だ。
今年もフル積載のGS-Aと共に、延べ10日間の旅が始まる。
送り出してくれる家族に感謝しながら、セルボタンに指を伸ばす。
今夜は少しばかり涼やかだ。
メッシュジャケットを心地よく抜ける風を感じながら、湾岸線を東に走る。
お盆休み前の金曜にしては、気味が悪いほど首都高が空いている。
とはいえ、都心の交通量を嫌って、葛西JCT.から中央環状線を北上し、小菅JCT.で6号三郷線へ。そのまま直進すれば常磐道だ。
例年であれば真っ直ぐ東北道を目指すのだが、今年は3/1に常磐道が全通していたので、そちらのルートに決めていた。
感覚的には信じがたいことだが、東北道一本で行くよりも常磐道経由のほうが15kmくらい距離が短くなるらしい。
ただし途中、仙台東部道路→三陸道路→仙台北部道路と経由していくため、高速料金は300円くらい高くつくようだ。
それでも初めて通る道は、例え高速道路であろうとも楽しみでしかない。
ツーリングライダーであれば、きっと共感してもらえると思うのだけれど。
千代田石岡ICを過ぎたあたりから路面が濡れはじめ、それと連動するように一気に気温が下がっていく。
ジャケットを抜ける風が肌寒く感じられるほどだ。
今年もフル積載のGS-Aと共に、延べ10日間の旅が始まる。
送り出してくれる家族に感謝しながら、セルボタンに指を伸ばす。
今夜は少しばかり涼やかだ。
メッシュジャケットを心地よく抜ける風を感じながら、湾岸線を東に走る。
お盆休み前の金曜にしては、気味が悪いほど首都高が空いている。
とはいえ、都心の交通量を嫌って、葛西JCT.から中央環状線を北上し、小菅JCT.で6号三郷線へ。そのまま直進すれば常磐道だ。
例年であれば真っ直ぐ東北道を目指すのだが、今年は3/1に常磐道が全通していたので、そちらのルートに決めていた。
感覚的には信じがたいことだが、東北道一本で行くよりも常磐道経由のほうが15kmくらい距離が短くなるらしい。
ただし途中、仙台東部道路→三陸道路→仙台北部道路と経由していくため、高速料金は300円くらい高くつくようだ。
それでも初めて通る道は、例え高速道路であろうとも楽しみでしかない。
ツーリングライダーであれば、きっと共感してもらえると思うのだけれど。
千代田石岡ICを過ぎたあたりから路面が濡れはじめ、それと連動するように一気に気温が下がっていく。
ジャケットを抜ける風が肌寒く感じられるほどだ。
ここまで家から150kmほど、まだまだ先は長い。とりあえず友部SAで一息入れることにしよう。
（つづく）
