内田輪店

モーターサイクル、特にオフロードバイクが大好物です。 趣味と物欲にまみれた日々を、若干反省しながら綴っていきます。(苦笑)

『タイヤバルブ用放電ナット』を付けてみた【その2】

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自転車でのテストは引き続き行うとして、今度は『米式バルブ』用ナットをバイク・クルマに装着してみました。

 

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まずは愛機“くまきち”こと、『CROSS CUB 110』。

この車輌はすでにかなりのNGC-JAPANのパーツがてんこ盛り。

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そんなバイクに取り付けてみたところで、果たして違いが分かるものなのか、と。

まず走り出して感じる、いつもと違う不思議な感覚。

「あ、なんか道路の舗装が敷き直されたみたい」

つまりは、とにかく転がり抵抗が減った感じがしたんですよね。

ゆっくり走っていて、今までよりもかなり滑らかというか…とにかく、タイヤがスムーズに転がっていく感じです。

パーシャル巡航からスロットルをOFFにしたところから、そのままスーッと惰性で走り続けていくような。

また左右の切り返し、車線変更が心なしかスムーズに感じられました。

まるで軽量ホイールに交換したかのよう…。

たったナットを一つ取り付けただけなのに、です。

いずれにしても、

ますます飛ばしたくなくなるバイクになった

ということ。

排気音もそこそこに、路面を滑っていくような感覚をいつまでも味わっていたくなるほどの快感が味わえます。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、そのくらいキモチイイんですよ、今のこのバイクは。

 

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お次は『CRF1100L AfricaTwin』。
コイツは“脚長バージョン”の『<s>モデル』、しかも“電子制御サスペンション”装備。
ただでさえ乗り心地の良いバイクなので、ナット一つでどこまで変わるのだろうか、と。

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このバイクのエアバルブは“L字型”。

通常このナットは突起部分をリム側に向けるんですが、バルブの奥側に向けると突起がリムのアルマイトを削ってしまいそう…。

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ということで、自己責任でこっち向き。

頭の大きい黒いキャップは、『エアモニバイク』というバイク用のタイヤ空気圧センサーです。

大きなバルブキャップの傘の後ろに突起が来るので、洗車時にケガもしづらいかなー、と。

 

で、これはツーリングの途中休憩の際に取り付けてみました。

ノーマルでも十分すぎるほどに良好な乗り心地はいつものまま。(というか、変化がわからない)

スロットルオフでの空走度合いも違いが分からないなぁ…と思っていたら、峠の下りでビックリ。

「スロットル戻しても、エンブレ効かねー!」

実際には効いているのでしょうが、ここに来て空走が顕著に現れました。

それほど飛ばしていたわけではありませんが、慌ててブレーキを掛け足すほどに減速度が穏やかだったのは確かです。

帰りの高速道路では、心なしかスムーズにスピードが伸びていくように感じられましたが、まあ1100ccもありますからね、このバイク。

ちょっとスロットルを捻ればガッツリ加速しちゃいますんで、それがナットの効果がどうかは確証は持てませんでした。

それでも、注意深く観察してみると、やはり高速走行からのスロットルオフでの空走は非常に気持ち良いものがありました。

 

最後はクルマです。

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自分が愛してやまない“ディーゼルエンジン”の『DELICA D:5』です。

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これは四輪ともにナットを装着します。

市街地走行しかしていないのですが、もとよりアクセルオフでの空走が滑らかなクルマです。

最新の“クリーンディーゼル”ってのは燃費重視のセッティングなのか、びっくりするほどに空走距離が長いです。

アクセルをOFFにしても、メーターの針はゆっくりと落ちていくのみ。

これは今まで以上に空走距離が伸びていますね。

 

一番驚いたのは“乗り心地の良さ”。

自分は日頃から燃費を重視して、タイヤの空気圧を指定値よりも0.2kgf/cm²ほど高めに入れてます。

そのため、マンホールや道路の継ぎ目などで、はっきりと突き上げが来るんですよね。

しかし、このナットを付けてから、心なしかアタリが柔らかくなったように思います。

乗り心地が良くなるのは家族はもちろん、積んでいるバイクにとっても良いことづくめ。

これには驚かされました。

 

クルマ・バイクで感じられた現象は、まるで

「軽量ホイールに変わった」

かのよう。

バネ下重量の現象は一般ユーザには快適な乗り心地を、スポーティーに走られる方にはシュアなハンドリングを。

いずれにしても言えるのは

「操るのがますます楽しくなった」

ということです。

 

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たかがナット、されどナット。

ちなみに一個1,600円(税別)だそうです。

まだ燃費などのデータに現れるかどうかは不明ですが、あれだけの空走度の向上が見られたのであれば、良くなることはあっても悪くなることは無いと思います。

少なくとも、乗って楽しい乗り物になったことは間違いなし。

これはもう自分には手放せないパーツになりました。

興味のある方は、是非試してみていただきたい。

その結果、“オカルトチューンの沼”から抜け出せなくなったとしても、当方は一切関知致しませんので悪しからず。w