
『MD30』のノーマルサイレンサー。
音量規制がまだ緩かった頃の“初期型”ということもあり、程よい音量なので全然キライじゃない。
でも、残念ながら重たいんですよね。

我が家に帰ってきたときに付いていたのは『SUPER TRAPP』。
これは軽いしセッティングしてやればパワーも出るんですが、横方向への排気がリアフェンダーを焦がしてくれるのが自分的にNG。
でもあの軽さは魅力…。
ということで、何か良いの無いかなーと探していたところに、近所に住んでおられる“Sゲトさん”からメッセージが。

「使ってないの、あるよ。」
ありがたきシアワセ!
Sゲトさん、本当にありがとうございます!
さらには、わざわざ自転車で届けにきてくださるなど…何から何までスミマセン。

で、お譲りいただいたのがコチラ。

知る人ぞ知る、昔懐かし『Dream Toki(ドリームトキ)』のアルミサイレンサーです。
自分の世代だと、“アルミフレームのRM”とか“二輪駆動車のDAMIAN”などのエポックメイキングな製品を自社開発している印象が強いですね。
一度だけ工房を訪ねたことがあるんですが、何をお願いしに行ったんだったかなぁ…忘れちゃいました。

エキパイフランジのクランプも全てアルミ製。
昔からアルミの加工にかけては超一流ですね。
で、驚きなのがその軽さ。


ノーマルサイレンサーの約4.15kgに対して、


ドリームトキのは驚愕の約1.25kg !?

「おいまじか」
シングルのサイレンサー一本だけで、約3kgの軽量化って…恐るべし、ドリームトキ。
実はこちらのサイレンサーは『MD30』用ではなく、XLR250系の『MD22』用だそうで

サイレンサーステーの位置が合いません。


サイレンサーボディは恐らく他機種への適合も考えて、別体ステーになっていましたので、

これはもう、作っちゃうしか。


型紙作りーの

ドリル買いーの(16mm径って高いのね…)


穴空けーの

カットしーの

ヤスリでギコギコしーので、こんな感じ。
5mm厚のアルミ板ということもあって、素人作業による無骨感ハンパなし。

こんな感じでどーすかね。


せっかくなので、エキゾーストガスケットは新品を奢っておく。

こんな感じで完成。
おお、めっちゃスッキリ!
ホントはもう一箇所エキパイにマウントステーがあるので、そっちも造らなきゃなー。
でも、重量の点だけでいえば2stサイレンサー並に軽いので、いらないんじゃないかとも思ったり。
ウソです、いつか造ります。
エンジンを始動してみると、拍子抜けするほどに静か。
えー、こんなに静かなんだー!と感動したのも束の間、あまりにも抜けが悪すぎる…。
全然上まで吹けないんですもん。さすがに何か変。

と思ってエンドバッフルを外してみたら、その奥にたんまりとグラスウールが押し込まれてました。
いやー、さすがにこれじゃ吹けないよね、というくらいにこんもりと。
これを下さったSゲトさんは、入手したけど使わなかったような感じなので、その前のオーナーさんの仕事かな。
あの音量でパワーが出てたら最高だったんですが、さすがにキビシイですよね。
で、画像のバッフル入れてちょっと走ってみたんですが、なかなかにハジけるサウンドですね。
まあ、このスリムなサイレンサーってのもありますからね。
でもバッフル入れてこれじゃあ、たとえレースでもバッフル抜いて走るのはちょっとかなぁ。
それにしても速度のノリが全然違う!
メチャクチャ速いです。
こりゃ気持ちいいですね!ついつい“スロットルハッピー”になっちゃいます。
ただ、あまりに軽くなりすぎたのか、リア上がりの傾向が顕著。
少しプリロード抜いてあげないとですね。
いずれにしても、ますます走るのが楽しくなりました。
【つづく】